普段は西暦で動いている台湾ですが、
季節に関わる行事は旧暦で過ごします。
よって、西暦上で祝日が毎年ズレるんです。
だから、正月から遠い時期に
「今度の台湾の正月はいつ?」と聞くと
驚いた事に台湾人も答えられません。
さて、今年はというと
2月7日が大晦日で2月8が元旦で、
14日までが行政が決めた正月休み。
よって、今はどっぷり年末です。
台湾人たちはムキになって正月が来ると騒いでいます。
我が店の近所の迪化街も、
例年通り年貨大街と名付けられ
台湾で一番の爆買い通りに豹変しました。
普段の乾物やら漢方薬材の店の前に
さらに露店が出て二重に並び、
マイクで騒いでいます。
大騒ぎの迪化街。
台湾の人々は、正月が来ることをなんでこんなに大騒ぎするのか。
とても素直に喜びます。
人ごみで、足元は試食のピーナッツの殻だらけ。
強烈なアメ横のイメージ。
ですが、売っているのは主に乾き物。
正月、口さみしいときに食べる
食べる飴や各バリエーションののしイカ
ひまわりの種、ピーナッツ、カシューナッツ。
大騒ぎして盛り上がってるわりに地味な乾物。
観光客は人ごみに参って帰りたくなっちゃう。
でもわたしも片っ端から試食しまくりました。
そして、またまた発見しました!
ピーナッツ好きでもないんですが激ウマピーナッツ。
台湾のピーナッツ、様子は貧相。
殻も薄め。
なんですが、うううううまいんです。
豆の味が違う。
特に豆をまとった薄皮が黒いシリーズがあって、
豆自体が甘い。
数年前は、黒金鋼という種が
得意気に売られていたんですが、
最近は、黒公主(黒いプリンセス)がすごい。
特に、縁結びで有名な
霞海城隍廟って寺から見て一番奥の
年貨大街、最後の左側の店。
そこの黒公主が「ピーナッツなんて」と
思って食べてもおいしい!
量り売りで一斤600g240元。
試食だけしても叱られません。
黒公主。
豆は小粒で四つ並んでいたりする。
日本のより柔らかく、塩分控えめっていうか
塩分多分なしです。
迷わないポイントは、人ごみに疲れないよう
寺側の逆から通りを攻めるとこと。
逆からいくと左手の一軒目になります。
こんな袋にいれてくれる。
チャイナっぽい服を店員さんが着ています。
寺の逆側からならMRT大橋頭って駅が便利。
タクシーもこの町の周辺が込んでいるので
電車でゴー。
縁結びで有名な
霞海城隍廟って寺です。
そっちじゃない側から攻めてください。
駅を出たら延平北路探して下って、
小学校を目印に涼州街を右に曲がる。
そうすると我が店、『你好我好』もあるのです。
うちの店側から攻めると
みんなが大好きな籠屋さんも
杏仁かき氷屋さんも数十歩の世界です。
寺側から攻めると、
疲れ切ってこっちまで来れません。
いいでしょ?
「なんであんな主役にならない食材に
人が大挙をなして押し寄せるのか。
店にたどり着くお客さんが
すっかり少なくなったじゃないの。」
とブーブー言いながら
嫉妬を込めて年貨大街をウロついていて見つけた
黒いプリンセス。
いかがでしょうか〜?
ということで皆様、
『你好我好』 にもお越しください〜。