キーホルダーとごま油。
ちょっと前ですが
料理家の内田真美さんの本「私的台湾食記帖」の取材を
お手伝いしました。
台湾本なのに黒って、ヤラレタ〜。
安定感が高い素敵なマミマミの本。
台湾によく来ていて詳しいので
掲載場所は、ほぼご本人のチョイスでした。
私は、コーディネートと名が入りつつも
「くっついていった友達が通訳してる」
みたいなもんでした。
へへへ。
そして先日、
「ほぼ日」茂木さんと台中にいった時も
マミマミ本に掲載されている場所で
食べまくったわけです。
マミマミに教えてもらった肉まんとワンタンスープ。
こうゆうシンプルなものって店によってかなり個性が出ます。
知りたきゃ、本を買うべし。わざと住所は教えません。
小さな油搾り場。
素朴でミニな製造直売所。
カタログも台湾のほっこりたっぷり。
また欲しいと思っていたら、
マミマミの本の取材でお店にいくことができて、
それ以来、忘れられず。
実は、台湾はちょっと前
インチキな油が流通して
食品安全を問う大問題が起きたんです。
今、油にはみんな慎重になっているんですが、
ここは、それより前から
子供のために安全で良質の油をと
自分で作り始めた若いママさんの店です。
この人が子供のために油搾り始めちゃった人。
細粒籽油工房のウェンディーさん。
私と茂木さんに、台中地元のうまいもの屋を
ガンガン教えてくれました。
購入を申し出ると、
昨日か今日絞ったのを出してくるんですよ。
ごま油の香りのいいこと。
ナムルにしたら、野菜を丼一杯食べられます。
一時間に４本とか６本しか作れない、
化学的に油を抽出したり、
無理なこと一切してない大事な、かわいい油です。
目の前で低音で煎られたゴマやら亜麻仁から
細い糸のように油が垂れているので
買うに決まってます。
そして、生産量が少ないのに
うちの店でも扱わせてと言ってみると
見事オッケー。
我が店も数少ない取扱店になりました！
台北に寄ったら店まで来てみてください。
台中のお店へも是非。ご紹介しますぜ。
油やさんにラインナップはいろいろありますが
茂木氏の意見を反映させて
「你好我好」では
白ごまの「香油」と「亜麻仁油」を並べてあります。
茂木さんと私が買ってないラインナップ。
多くの読者が「その油、よこせ！」と思うことでしょう。←by茂木さん。
この前発売したタイの本で
買ってはいけないお土産について書いていて
調味料系を禁じていたんでした。
一緒にタイに行った人の旦那が決めたルールを
私が解説しているんですが、
旅の空気で現地飯を味わってない人には
個性あふれる調味料の魅力は
わかっちゃもらえん、という話。
でも、日本人も日常的に使っている
ごま油はセーフです。
ナンプラーも、
日本の家庭にもかなり浸透しているということで
これもセーフ。
私もタイで良い方のナンプラーは買いました。
あと、買っちゃいけないのはキーホルダー。
これに対する私の解説は以下。
「鍵は、不動産屋さんでもない限り
たくさん持たない。誰もが大事にしていて
無くさないから、消耗品じゃない」
だから、我が店では今の所売っていません。
でも、キーホルダーブームくるかもですね。
ブームがきたらチャライ私は売るかもです。
タイの本には、
タイでした無駄話や
「日本人って？ 台湾って？」と
考えたことなども書きました。
タイに行く予定がなくとも楽しくて、
「こんな旅でもいいんじゃん」と思えるような
読み物になっています。
カバーが折れ曲がったところに、こう書かれております。
行きやすいようにQRコードもついてます。
タイ語って歯が立たないじゃないですか？
スマホ持って行けば、
GoogleMAPで一気に飛べるのです。
宣伝めいた感じになりましたが、
ぬくぬくと居心地の良いところに
おとなしく居続けられる性格ならいいんだけど
残念なことにそうじゃない私。
台湾以外もプラスで挑戦した見たくなったんです。
去年、嬉野温泉でおばちゃんに
「地に足つけてじっとしてたら、あんた儲かる」
と言われたんですが。
台北の店も、タイの本も新たな挑戦に
中年の青春注いでます。
タイでやった占いで占い師がそう言ったから
売れると信じているのです。
2016-06-08-WED
