台風上陸。
台湾は10月にもなると暑さも和らぎ
少し爽やかな日が続きます。
いい感じの気候は観光日和。
ですが、この時期は台風の季節でもアリ。
台湾は台風と聞くとすぐに各県や市の政府が
「みんな休み!」と発令を出します。
「停班停課」ティンバンティンカァ。
会社も学校も休みというやつで、
なにかあって政府が叩かれてはマズイから
大体、台風が来る前の日に
休みと決めちゃうんです。
夜が開け、寝ている間に台風がそれても
取り消しません。
みんなにとって
ただの幸せな休みとなることが多いです。
先日は、台風が来ると騒がれていて休みになったけど
やっと雨が降り始めた感じ。
今回もまた「ただの幸せな休み」?
天気なのに、店が閉まっていて
行くところがない。
台風休みあたったら、
デパートに行ったり、
高級ホテルの食べ放題に行ったり、
コンビニをアホみたいにじっくり見る
などして時間を過ごしてください。
しばらくすると、急に暗くなったりして、
らしくなってきました。
出勤者に対して、政府のルールに基づいた
保障できるんで
営業しても違反にならないらしいです。
中小企業(我が店も)は、
そこまでしたら赤字なので黙って休むというわけです。
木や看板は吹っ飛んでいるでしょうというところまで来ました。
今回は、しっかり台風で休みでよかったという日になりました。
法の裁きも恐れず、台風の被害にも怯えず、
お金稼ぎを第一に営業する店もある。
これは、観光客にとって砂漠の中のオアシス。
雨で視界が阻まれる中、
夜市、小吃店の明かりを見た時の嬉しさは格別。
私は昔から台湾の台風のニュースに注目。
「奇怪ねー台湾」という本でも触れまくっています。
台風の表現が、おかしいんです。ちょっと前までよく赤い台風を見かけました。
天気図だって、台湾が火の玉に飲み込まれるかのよう。
カッパ着てバイク3人乗りで食べに来るのは、
こんな時期に
台湾にいないと見れない風景です。
危ないんですけどね。
大雨でもバイク三人乗り。「台湾のきほん」という本から。
木も一年で巨木に育ってしまう台湾は、
見た目よりヤワな巨木が多いのです。
嵐のあとは、街路樹が簡単に倒れています。
街中のつけすぎの看板も飛びます。
路駐のバイクも車も日本よりはるかに多く
ゴロンゴロンしてしまうこともあるので、
ひどい場合は、ホテルで安静にしてください。
出かける場合は自己責任で。
丸腰で歩き回るより、タクシーがお勧めです。
木はこのように折れます。
街の噂、ホテル、その辺の台湾人です。
テレビは字幕で流れまくっているので、
台風を察知したら、要チェックです。
最近の気象図。台風は前ほど真っ赤ではなくなりましたが。。。
最近の気象図その2。
台湾の台風のニュースも
突っ込みどころ満載なので、
ホテルでそれを見ているという手もあります。
その辺のお話は、我が著書「台湾のきほん」や
「奇怪ねー台湾」にも書いてあります。
さて、お知らせです。
こんな時期を抜けた頃の11月5日。
台東というところで
阿米斯音楽節という、珍しいのがあります。
台湾先住民アミ族のミュージシャン、
スミンが自腹を切ってやるアミ族による
アミ族のための音楽祭です、
故郷・台東の都蘭という、
台北から遠いところにある先住民の村で
行われます。
国内線飛行機で50分か、
電車は、早いので3時間30分、
遅いので7時間以上かかるのに乗って
さらにタクシーか
スカスカの時刻表のバスに乗って40分という
陸の孤島ですが、
我ら外国人が原住民! 原住民! と
(台湾では先住民を原住民という)
揉みくちゃになって楽しめるイベントは
ここの時だけです。 夏に各原住民の村で行われる
豊年祭ではここまで溶け込めませんよ。
スミンが命削って
みんなと原住民をつなぎます。
村の長とイベントの調整をするストレスで
スミンは近年激太りしていたんですから。
(最近はダイエットに成功)
台北ではレアな格安原住民雑貨も
おいしい原住民ごはんあり。
過去には村の子供から長老、
台湾で有名な原住民出身の歌手、
一般人であるスミンのお父さんまで、
そして、日本からも沖縄の
ラテンバンド・カチンバやダブルフェイマスの
坂口修一郎さんもステージに上がっています。
■様子はこちら
私も行きますよ。みなさんも行きましょうね。
そして、ちっちゃくでいいから、気軽に台北で台湾人と触れ合いたい方は、我が店へ。
私とスタッフが時々小さなイベントを
2ヶ国語で開催しています。
台湾の些細なことをちょいちょい知りたい方。
よろしかったら、お店のFBに「いいね」してくださいね。
2016-10-12-WED