うちの会社はいろんなことをやっていて
台湾のミュージシャンのお手伝いをしているんです。
田舎っぺで原住民の民謡の節まわしや部族の言葉で
作った自家製の曲を朗らかに歌う
先住民のsuming（スミン）もそうなんですが
対極のstaycoolという都会派で英語で歌っちゃうのも
そうなんです。
日本でもCDが出ていて
オーガニックなサウンドと書かれちゃう洒落系。
今日は、いつもちょいちょい紹介しているsumingではなく
このstaycoolのボーカルWillのお話。

Willは、実は台北でも結構人気のカフェをやっています。
そして、ズゴイ凝り性です。
豆は当然自家焙煎で
1軒目は、「Café Junkies」という名前で
拾ってきた木の箱やボロい家具で内装。

ロースターは、去年屋根もないボロ小屋を借りて
大工、電気、水道も一人でやっちゃて
かっこいいのを作ってしまいました。
ロースターでオープンしたつもりが
Facebookに上がる写真があまりにもかっこいいので
周りが放っておかず、土日だけコーヒーが飲るんです。
店名はその名も「Ruins Coffee Roasters」。
ボロをうまく生かしていて、「もう本当に。」という感じ。
日曜大工が趣味だったんでもなく
ユーチューブに上がっている動画を見ながら
トイレとかくっつけちゃいました。

夜行ってもかっこいい。
昼行っても気持ちいい。
扇風機の羽を取って変な電球つけて照明にしたのも自家製。
テーブルも自家製。
何でもかんでも自家製。
今や魔法を身につけたかのように
なんでも自分で作っちゃう男になりました。
見ていて羨ましいです。

裏のスペースでマーケットをやらせてくれという人もいたり
今、台湾人のカフェ好きの間では知る人ぞ知る話題の空間です。
場所は、一応台北市内ですがかなり僻地。
住んでなければ、誰にも用事もついでもありえない場所です。
こつこつ一人でやってると人が集まるんですね。

そういやぁ、紹介してなかったなぁと思い出したんで
日本の皆さんも行ってみてください。
すげぇボロ小屋です。
かっこいいという意味で。