「ほぼ日のTOBICHI」での
川島小鳥ちゃんの「愛の台南」イベントに便乗して
日本に10日ちょっと帰ってる間に
ライチの季節が始まっていました。

私の『台湾の「いいもの」を持ち帰る』
という本でも紹介している、
センスのいい味の、美しいジャムを作る妙から、
「ライチジャム作ってんだけど、いる？」
と連絡が入ったので
日本に滞在しつつもライチが来たのがわかりました。

一斤(600g)で120元。約480円。
このひと束は170元(680円)でした。
玉荷包(ユーハーバオ)は、少し黄緑が残るのが特徴なので、
もうそのまま食べられます~。じゅるっ。

冷凍で黒ずんだライチしか食べていないアナタ。
ライチは、ほんのり赤いんですよ。
そして、シーズンは短し。
一番美味しいと言われている品種の
玉荷包（ユゥハーバオ）が今出てますから、
近々こちらにいらっしゃる方は
是非、市場やフルーツ屋さんへ。

そして、話はがらりと変わります。
ビールです。夏といえばビール。
男だけど私のママ友の東君という人がいまして
育ちも生まれも関西の台湾人。
母語は中国語でなく関西弁。
コッテコッテの関西弁で
「青木さん、なに言ってますねん」とか言うし、
中国語の会話は関西弁にしか訳さない、
芸人みたいな東君。
台北の中山駅の近くで、
洒落た雑貨とカフェ飯が食べられる店をやっています。

ビールのサーバーの後ろに隠れた関西弁が母語の東くん。

これだけ台湾のクラフトビールが揃ってるのは、
現在はこの61 BEERのみ。
台湾っぽさ満載の、
ドライ龍眼のスモーキーな香りのするビールもあるし、
「雨水」って名前のビールは、
ミルクっぽい香りで有名な台湾の金萱茶の香り。

１瓶が小さいので３人でシェアしつつ、
私はあれよあれよといろんな味を試しまくりました。

スタッフが丁寧にどんな味か教えてくれますが、
当てずっぽうにジャケ買いするもよし。
よくもまあこんだけ集めたな。

アテには、台湾のローカル美食。
滷味（ルーウェイ）と言われる
豆腐やら肉を煮込んだやつと、
肉を薄く伸ばしたパリパリしたやつがあって、
台湾ぽさもちゃんと残したシャレ店。

61 NOTEのビール部が、61 BEER。
写真が見にくいんですが、ビール部の隣はカフェ部。
タコスとカレーとケーキとコーヒー、紅茶などがいただけます。

台湾ってサーバーの生は少ないんですよ。
サーバーがあったら大体、オリオン。
台湾のクラフトビールが8種って、もう。

ビール部のスペースは四畳半ほどですが、
結構金かけちゃった。

割れること覚悟で「うすはり」のコップで。
「ここで皿洗いのバイトしたくない」と思いました。

「あんたやるね〜」と言ったら
「うち夜9時までやし、台湾人ビール飲まんから。
　もう外国人頼りですわ。」
と言ってるんで、日本のみなさん是非。
台湾ビールの会社が出している
甘いマンゴー味とかパイナップル味が
ケミカルな香料満載で私はダメだったので
こっちのクラフト系が伸びてきたのが
泣くほど嬉しいです。

ビールを飲むためだけの空間。左冷蔵庫の陰に半部見えるのが東くん。

この夏は、台湾のクラフトビールですわ。