台湾—沖縄
H.O.T Island Music Festival
今、沖縄に来ています。
H.O.T Island Music Festival(島嶼音楽季)というのが、
開催されていて、
台湾から国を代表するような
原住民のアーティストがうじゃうじゃ
沖縄に来ているから見にきました。
台湾—沖縄間、飛行機で一時間。
近いんです。
H.O.T Island Music Festivalは、
ミュージシャンたちが、
生活体験や交流を通して文化を紹介し合う大会。
外向けにもちょっとした
ウィーアーザワールドみたいなライブもあり。
今年でもう四回目。
黒潮海流に乗って「どんぶらこ」と
島から島へ流れてきた黒潮文化圏。
その中でもご近所のこの二つの土地が
音楽交流で文化交流したら面白いんじゃないの?
と、台湾国立台東生活美学館がやっている
取り組みです。
台湾の原住民と沖縄の生粋なウチナンチュ、
似てるんですよ。
顔濃いし。
酒好きだし。
何かっちゅうと歌っちゃうし。
独自の言語に独特な文化風習があるし。
アミ族の言葉で、びっくりした時に
「アガッ」っていうんですけど
沖縄の人も、「アガッ」って言ってました。
これも黒潮文化でしょうか。
去年は台東で曲を作ったんですが、
アミ族の歌に
沖縄の三線と沖縄の合いの手の
「イヤサッサ」がするっと入っていました。
これも黒潮文化でしょうか。
あんまり知られてないけど
国連は、ウチナンチュを先住民族としているし。
台湾からのミュージシャンは、
結構な人たちがやって来ています。
台湾の権威ある音楽アワード・金曲賞がらみの人ばかり。
酔っ払ってることが多いけど、
すごいかっこいい爺さんの龍哥(ロンガー)や
台湾原住民界のマツコデラックス、
東冬(ドンドン。コンテンポラリーダンスもしますが、
巫女として祈祷もする)に
例のsuminなど。
スタッフ含めて30名近く来ています。
沖縄からも色んなミュージシャンが
参加しますよ。
原住民ブルース演歌。
ヘルメットして寝っ転がって
ギター弾き語りとかしてますよ。
ロンガーも今年の金曲賞に
ノミネートされています。
東冬。歌とかダンスじゃなく、
原住民の子供にテレビショッピング風に
奨学金のおすすめをしている映像。
アミ族のsumingが歌うこの映画主題歌は、
金曲賞で2016年の一番デカイ賞をとっています。
この部門に原住民語の曲が
ノミネートされただけでも大ごとだったので、
もう台湾の音楽史に新たな歴史が加わった感じです。
昨日は、みんな久辺三区(久志・豊原・辺野古)の
オジーオバーの家にそれぞれ
ウルルン滞在記をした模様。
今日は18:30から
辺野古コミュニティープラザで
伝統芸能交流会が見られます。
そのほか、台湾の原住民映画「太陽の子」の上映やライブ。
6月23日(金)@読谷村文化センター鳳ホール
6月24日(土)@宜野座村文化センターがらまんホール
原住民のコスプレ体験やランタンにお絵描きしたり、
野外ライブ。
6月25日(日)@沖縄県立博物館・美術館
H=花蓮(ホァーリェン)、
O=沖縄(オキナワ)、
T=台東(タイドン)のH.O.T。
この三箇所、音楽を切り口に
地に足つけた交流をゴマのような小さく始めて、
今年はスイカの種サイズになりました。
細く長くつづきますよう。
観光系の私もたまには文化系です。
ということで沖縄に来ています。
H.O.T Island Music Festival 詳しくはこちら!
2016年の島嶼音楽季に生まれた曲。
アミ族の歌と沖縄の歌を合体させ、
それぞれの特徴を盛り込んで作った
ウィーアーザワールド風のもの。
歌は50秒くらいから始まります。