オーガニックマーケット。
本日はローカルじゃない市場で買い物のお話。
台湾の市場の良さは、
新鮮なものを好きな分だけ量り売りで買えるところ。
イベント的にあちこちにオーガニックマーケットが立つのも
農業に力を入れている台湾ならでは、です。
オーガニックと聞くと洒落たイメージですが
そうでもない。
なのにいいものがあるのが台湾。
一般の市場との大きな違いは、
売り手が生産者さん本人なので
質問すると、やたらと詳しく答えてくれるところ。
よって、私の場合はやたらと買ってしまう。
気になるものは買っておけ!
次の出会いはいつかの未来!
だからです。
さて、少し前にそんな中でも有名な
『希望廣場』に行きました。
その時は宜蘭ウィーク。
台湾の東側の上のほう、
水が豊富で海山に囲まれた農産物の豊富な県です。
宜蘭といえば、三星葱。と、コメ、金柑が有名。
ネギしか売らない人とかがいて、ネギトークができます。
これが『希望廣場』の入り口です。
中にはいるとこんな感じ。
三星葱以外の品種を買ってみたら、
3本で日本円で500円。
高い! が、焼くか煮るかまよいつつ、楽しみに持ち帰る。
いいものしか売ってない市場なので
ちょっと値段が高いというトラップもあり。
これが三星葱。
痩せた人のウエストくらい大きな束も売っていたりしました。
ブロッコリー屋。
紫がかった方はなんかの栄養素が高いというので、
「味はどうだ、硬さが違うのか?」と尋ねると同じだという。
「値段は?」の質問にも「おんなじ」と答えた。
だから一個づつ買って茹でてみたら、
見た目もおんなじになってしまった。
どっちがどっちかわからなくなってしまった。シマッタ!
紫のは、茹でても少し硬めらしい。
こちらは二種買った後に見つけたので
買わなかった。
市場は試食ができるのも嬉しいところ。
台湾のしっとりねっとり激ウマ芋も、
蒸された試食を食べてから購入。
台湾のプチトマトは
フルーツのカテゴリーに入っているほど甘くて
特に冬はあまくてうまいので、日本の人はぜひお試しあれ。
マンゴーがなければ、私は、これを与えて観光客を黙らせる。
経験上、とんがってて小粒なやつほど甘い気がします。
今回は、台湾原種の果肉がオレンジのグアバを購入。
台湾は、白いシャキシャキの大きめな硬いグアバが定番。
原種のものは、たまに見かける赤い果肉のグアバとも違う。
ウッシッシ。
グアバ屋で3種のグアバから、好みのものを選ぶ贅沢よ。
台湾に住めることにウットリ。
白いシャキシャキグアバは、
糖度でいうと冬のプチトマトより甘みも少なくて、
そのおいしさは台湾人か、
もしくは台湾人化した日本人にしかわからない。
子供がお腹が空いて騒いだので買った玄米で作ったポン菓子。
お米の里、宜蘭のオーガニックな玄米と黒糖と
麦芽糖の優しい甘み。
白砂糖をなるべく避けたい興奮しやすい子供のオトモ。
そして、今回のヒットは
台湾の雪翠高麗菜(シュエツェイガオリーツァイ)!
台湾で開発された
新しい品種のキャベツで、生でも甘い!
生で食べる芯はフルーツみたい。
茹でても甘いし、キャベツの臭みなし。
2010年に新登場した品種。トンガリ型が特徴です。
味噌汁にたっぷり入れて、
すりごまとバターを落として食べたかったのですが、
サッポロ一番塩ラーメンにたっぷりいれて食べました。
全てにおいて理想よりワンランク下がるのが私の人生です。
しかし、味は本当に美味しく、オーガニック。
これは日本で流行るぞ! 誰かさっさと輸入した方がいいぞ!
こちらが双子の生産者。
お客がお金払うときに「双子?」とかならず聞くので、
売るキャベツの数だけ「双子?」と言われていた二人。
写真ではあんまりとんがって映らなかったけど、
私が買ったのは、
すでに剥いちゃって映らなかったけど、
一番外側の葉の縁がうすら紫がかっていたんでした。
これも特徴らしいです。
価格的に小さいのが一粒86元(約340円)なので、
通常の品種とたいして変わりません。
台北でこの手の有名どころは、
他にもMRT圓山駅直結の花博公園跡。
我が家の週末の定番、『MAJIMAJI』という
洒落施設のお隣に出没する市場もあります。
『希望廣場』は、台北市にありながら、
お隣の新北市が運営する生産者と
みんなをつなぐマーケットです。
両方とも、今週はA県、来週はB県みたいに
週ごとに地方ごとの市が立ちますよ。
ニガウリが瓶に充填している、高粱酒漬け。
瓶の中に帆船を作るような技術で作られているのではなく、
小さいうちに瓶に入れて瓶の中で育てるのだそうです。
マムシ漬けと帆船を思い出すのは私だけでは無いはず。
後に、私事になりますが
7年間パーソナリティーを勤めさせていただいた、
JFNラジオ楽楽台湾(ららたいわん)が
この三月いっぱいで終了となります。
関東では一時東京FMでも流れていましたが、
ほとんど地方のFM局で放送されていました。
日本で唯一の台湾からの収録で一時間たっぷり
台湾のことを紹介する番組でした。
東日本大震災の起こった
2011年3月11日が番組の初の収録日。
あの日を境に日本と台湾が助け合い、
応援し合う関係になったと思います。
私にこのチャンスをくれたJFNと
ラジオを聴いてくださった方にこの場を借りて
お礼を申し上げます。
もっともっと台湾と日本が近くなるよう
キャベツとかいろんなことを紹介していきます。
台北市林森北路和北平東路交差点
営業時間
土10:00~19:00
日10:00~18:00
善導寺駅から近くの華山文創の近くで
出店内容の検索は以下から。
http://www.ehope.org.tw