生地作り(油を入れる) |
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ほわっとしたら、次に油を入れます。
計量スプーンには
いろいろなタイプがありますけど、
こういう深さがあるスプーンが
わたしは計りやすいと思います。 |
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これで油を大さじ2杯。
この2杯を、しっかり守ってほしいんです。
きっちり一杯。
油を器に入れてから、計ると確かですね。 |
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ぴっちりと大さじ1杯。 |
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計ったら、ボウルに入れます。
粉の真ん中あたりに入れてください。 |
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スプーンに残っている油。
これも大事な分量の一部なので、
指でしっかりとこそげとって入れます。 |
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ここポイントですよね、太字にします。
スプーンに残った油は、
こそげとって入れる。 |
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油は大切なおいしさなので。
大さじ2杯をこうやってしっかり2杯、
入れてあげてください。 |
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油は大切に。 |
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そうしましたら手早く、
この油と粉をなじませていきます。
ここがしっかりできていると、
さくさくになるんですよ。 |
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油と粉がなじむと、さくさくになる。 |
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さっきみたいに、
お米をとぐように、力を入れずに混ぜますね。 |
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猫の手で? |
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はい、猫の手で。 |
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にゃーー。 |
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そうですね(笑)、にゃーですね、
ぐるぐるーっと全体を大きく混ぜます。 |
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油はボウルの、真ん中の底にたまりやすいので、
気をつけて混ぜてあげます。 |
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こんなふうに指がべたべたになったら、
ひとまず指についたのをとって
ボウルに入れます。 |
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こういうべたべたは、
さらなるべたべたをどんどん生んでいくので、
とってあげたほうがいいです。 |
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こうやって混ぜると、「そぼろ」というか、
かたまりができてくるのがわかります? |
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ありますね、そぼろが。 |
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白っぽいところと、
黄色っぽい部分があるのを
よく見ておいてくださいね。
(*太白胡麻油だと黄色くはなりませんが、
同様にしめったような色になります) |
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黄色いのが油の部分。 |
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はい、この黄色いそぼろを、
両手でほぐしてあげるようにして
すりまぜていきます。
ここも手早さが必要ですよ。 |
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両手ですくって、
やさしく、ほぐすように‥‥ |
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すりあわせて、下に落とします。
力は入れません。
力をいれてこすると逆に
かたまりがどんどんできてしまいます。
ふわっとすくって‥‥ |
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やさしく両手で、ほぐす。 |
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そうすると、
さっき白っぽいところがあった粉が、
全体に黄色っぽくなっているのがわかります? |
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うんうん。 |
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黄色い、黄色い。 |
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この色が、油が粉に
ちゃんと入った証拠なんです。 |
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なかしまさんは今、
かなり手際よくほぐしましたが、
この両手ですりまぜる時間は
何秒くらいやればいいんでしょう? |
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目安としては10秒くらいですが、
それはあくまでも目安なんです。
大切なのは、粉全体に油を行きわたらせること。
全体が黄色っぽくなるまで、
手早くそぼろをほぐすことが大事です。 |
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手早く、ササッと、全体が黄色くなるまで。 |
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そうなったら、ここはもうOKです。
次のステップまではこれ以上、触りません。 |
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「触りすぎない」の原則。 |
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全体に油がいきわたっていれば、
すこしくらい、
かたまりのつぶが残ってても大丈夫です。 |