ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

98.ガンジー人気?

ガンジーさん宛に届くメールは、
その日、その日の流れとかを考えながら、
ぼくからガンジーさんに転送する。
この転送は、ぼくがガンジーさんだけのために
編集しているたった一通のメールマガジンかもしれない。

上手、下手、思い、軽い・・・その時の雰囲気で、
テレビ番組の編成をするようにペーストして、
送っているわけだ。

ときどきは、若い女性特集みたいなつもりで、
「ガーンジーさ〜ん、あっそびましょ」みたいな
たのしい時間を送ることもあるし、
社会に出たばかりの青年の迷いを送ることもある。

そういうさまざまなメールを読んでいるガンジーさんが、
こんな愉快な感想を「親戚新聞」に記した。

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◆「アイドル、ガンジー」

杉並に住んでる美人から戴いた、転送メールに、
ガンジーのことを、留置中、じゃねぇ、
笠智衆を想像してます、とあった。
朋姫に、アドレスのコピー、貼りつけを教わったので、
返信を送った。

「ご推察のとうり、笠智衆に、柳生博をかけて、
ウオッカで割った爺です。
むかし、ムカシ、若い頃は、
中井貴一のお父さん(佐田啓二)に、
似てるといはれました」 

そしたら、間髪をいれず返信があり、
”それじゃ、まるで小津映画じゃありませんか、素敵!”
だってよっ!  くぅ〜!
     
他にもあるでよ、
学生演劇をやってるお嬢さんからは、
”ホントに、ホントに、あの憧れのガンジーさん?”
”もうこのメール、我が家の宝です”
ときたではないかいな。 
美しさを、熟知してる演劇生だぜ!
もう、どうしよう、どうしょう、って子犬の尻尾で、
クルクル廻ってるガンジーだ、ってばさ。

これじゃ当分死なれねぇ。
ロールスロイスでも贈ってやりたいよ、ホント。 
お金借りて。
癌細胞、銀行で担保にとってくれるかな?
タスデ美を見飽きたってわけじゃないけどさ、
壁掛けの絵みてぇになっちゃった大根、
じゃねぇ昨今なんで、
若い美人のメールに、心も踊る毎日じゃぁー。

ほかにもいっぱいあるんだ。
今のところガンジーは、スターだぞ!
ほぼ日読者は、美貌に恵まれ、教養もつんだ、
いい子ばっかしにおもえる。
親戚新聞の読者も、おんなじだ。


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おもしろかったでしょ。
こんなに元気になってくれるんだったら、
もう、若い女性軍団に千人針でも千羽鶴でも頼んじゃう。

とか言ってる翌日は、こんなタイトルで。

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◆「伴侶?」

モバイルっていうのかな?
それから始めたPCなので、
ノート型に移っても移動という面では、
違和感はないが、デスクトップからノート型に変えた人は、
その便利さに小躍りして喜ぶだろうね。
トイレにまで持ち込んだりして。 
「考える人」のポーズで。
下痢してても、正常便に変換されて出てくるかも。

この頃は、仔猫のフクに、旧事務所を占拠されてるので、
2階でキーを叩いてる。 
夜中でも、早朝でも、気の向いた時に、
取っ掛れるのがいい。
おまけに、明日の仕事を懸念することのない、隠居の身だ。
寝たけりゃ寝、「親戚」の記事が思いつけば、
すぐキーを叩ける。

現役、といってもついこの間まで取引先への手紙などは、
下書きとか、あるいは、考え考え、頭をかいたり、
...そういえば、2,3日風呂に入ってないなぁ...
なんて雑念がわいたり、猫をいじめて(注)、
アイデアをひねったりして書くので、
ずいぶん時間がかかった。 
それが、このPCではいきなり打てるんだ。

誠に便利、誠に重宝、誠に有り難い道具であるぞよ。
(こんな、誠、誠なんて無駄使いもできるし)
順序を入れ替え、あとの後悔を先に立たせたり、
漢字の方が感じがいいかな?と思えば
即座に、大臣の首をすげ替えられる、
という、じつに結構なシロモノだ。

さらに、痔もおぼえられるしね、
えっ、あ、字か? なんてふざけられるし、 
ホントにホントにいいオモチャだ。

(注) 猫をひざにのせ、
 背中を撫でるといいアイデアが浮かぶ?
 ほら、007にでてくる悪者が、やってるでねぇか。
 でも、ウチには黒猫がいないんだよね。
 白猫なもんだから、かえって忘れてしまう。
 “あれ?おれ今なにやってんのかな?”
 (それは、ボケっちゅうもんじゃ)
 
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パーソナルコンピュータのことを、
「伴侶」とまで呼んでいるって、
ほんとにいい出会いと、いいつき合いだったんだねぇ。

(つづく)

2000-11-30-THU

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