ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

157.「ほぼ日」訪問記。

ガンジーさんが、単身「ほぼ日」の本部である
鼠穴(ねずあな)に来た日。

まずは、ぼく宛にメールがきた。
なかに、こんな文章も。
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このことは、ガンジーの親戚一統にとっても、
「人生、最後まで何があるかわからない」 
と言う希望の教訓になります。
彼らが、時にくじける事があっても
ガンジーの、この人生土壇場での展開に、
新たな勇気が湧いてくることでしょう。
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最後までなにがあるかわからない、と、
わかってはいても、わかりたくない人もいる。
どこまでも安定を欲しがる人には、
「なにがあるかわからない」ってのは、
イヤなものなんだろうねぇ。

では、『the親戚新聞』掲載の訪問記を、どうぞ。

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「ほぼ日 訪問」

発信は明日(23日)になるけど、
今これを書いてるのは、22日、17時半。
帰宅して2時間、タスデ美に興奮しまくって、
ほぼ日訪問の経緯を話したところだ。
お陰で、ほんの少し立っていたさざ波は、
吹っ飛んでしまい、仲直り。

まったく夢だ、こんな事ってあるんだろうか?
想像以上の今日の出来事だった。 
社長と社員のああいう関係、雰囲気、は
ガンジー40数年の社会生活で、
初めて見る光景だ。
びっくりしたなんてもんじゃない、
新しい副詞が欲しい!やっぱり夢だ!

昨年暮れに会見を、お願いしたのはガンジーの方だけど、
あとで考えてみて、
迷惑なんじゃないだろうか? と案じていたところ、
糸井さんの方から、
拙宅まで出向いてもいいとの言葉で、
こりゃ本物だわい、と、
どきどきしながら出かけたんだ。

だって御大が来るとなりゃ
駅からウチまで、赤絨毯を敷かにゃならんもんね。
近所だって大変だ。
著名人なんか生で見たことの無いここらの人達、
井戸端放送局のおばさんなんか、
どんな行動にでるか、わかったもんじゃない。
黒山の人だかりにでもなってみろ、
またまたパトカーのお出ましだい。 
あの人、またなんかやりおったな?ってね。
そんなわけで、どきどきわくわくしなががら
銀座線から何歩?
いや南北線に乗り換えて麻布十番で下車、
ネズ穴ビルへ向かった。
糸井さんが寝ずに仕事してるからネズ穴じゃない、
鼠穴と書くんだ。

まさに竜宮城! 乙姫さまもいた、
鯛やヒラメのお兄さん達も。
歓迎をしてくれたよ、感激だったよ、
興奮いまだ覚めやらずってところだね。
しかもしかもだ、高価なお土産や、
かわいいお土産まで戴いちゃってさ。
初めての味のコーヒーまで飲んでしまって、
「何でこうなるの?」
と欽チャンの往年のギャグみたいな成り行きだった。

高級料亭、といった雰囲気のビル内、それにも驚いた。
畳にコタツ、もあったりして
何ともはやクリエーテブをくり貫いたような執務室、
応接室だ。
うらやましいなぁ あの雰囲気で仕事ができるなんて。
平均年齢も若いね、年増青年ひとりをのぞいて
みんな20代、ピチピチツルツルの、人たちばっかり。 
ガンジー、お掃除爺さんになって一緒にいたーい!
会話が弾んでビルの外へ飛び出さんばかり。 
21世紀の仕事場スタイルなのかなぁ。

もうひとつ、「親戚新聞」無期限掲載の、お墨付き、を
もらっちゃった。
この先どんな展開になるやらわからないけど、楽しいなぁ。
こんがらがった頭に興奮の指先で叩いてる今日の新聞、
無事通じたかな?

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「西遊記」風の誇張表現も多々あるようですが、
ま、よかったよかったであります。
「初めての味のコーヒー」というのが、
なんだろうと気になる方もおられるでありましょうが、
麻布十番「スターバックス」のカフェ・ラテですがな。

(つづく)

2001-01-29-MON

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