ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

212.信用は。

ガンジーさんに、時々、真ん中直球を
ずどーーーんと投げられると、気持ちがいいねぇ。
今回は、信用についてなんだなぁ。

「自分が信用を得るにはどうしたらいいか」
ってことばかり、学ぼうとしたり努力したりするけど、
それだけって、思えば、おかしいんじゃないか、と。
広告表現の昔からの文法みたいなものが、
だいたいおかしいんだよね。
選挙のポスターなんか典型なんだけどさ、
『勇気と真実の人』とかって、自分で言うことじゃないよ。
冗談としての言い方ならあるだろうけどね。

今回は、わりとたくさん見ているらしい、
広告業界、流通業界、の方々には痛いっすよー。

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「信用は一億円以上」

多くの人たちは、信用が大事、と言ってる。
では、そう言ってる人たちが
みな他人を信用してるだろうか?
否、だね。 
自分だけが信用されたい、と願ってる人がかなりいる。

たとえば、看板に、「創業○○年」とか 
「信用と伝統を誇る」 など
いけしゃぁしゃぁと、ほざいてる店があるだろ。
その店の主人は、
はたして客を信用してるかな?
客を信用しないで自分だけ信用してもらおうたって
そうはいかないよ。

老舗の料亭なんかは一見の客を断るそうだ。 
それがホントだと思う。
お馴染みさんの紹介があって初めて客として受け入れる。
そこでやっと信用するんだね。 
いっけんお高くとまってるようで実はそうではない。
だから2度目からは絶対の信用をおく。

信用は相互信頼だと思う。 
ましてや押し売りするものではない。
他人を信じなくて何が信用だ。 

客を信用しないで、自店だけ信用してもらおうと
してる所では客の方も店を信じない。 
だから「金を払やぁ客だろ?」と凄んだりする。
淋しいかぎりだね。 
ムカシ?ある芸能人が
「お客さまは神様です」と言って喝采を浴びた。 
観客は馬鹿にされてる事を知らない。
木戸銭が客なんだと言ってるのにね。

たしかに、かなりの数の観客は、
商店会や農協なんかの招待客で、
その人の芸なんか2の次ぎだもんなぁ。 
捨て台詞めいたことを言いたくなるだろう。

その他多勢ってのはお馬鹿さんぞろいだぜ。 
馬鹿でなくても多勢でいると馬鹿になることがある。 
朱に交われば赤くなる。 
というのはこういう瞬間染色のことでもあるようだ。 
自分を見失うんだね。 
雰囲気に押されてしまう。
もっともそういった事があるから色んな商売がなりたつ。
お祭りの夜店や旅行した時の浪費がそうだよね。

馬鹿を言いあって楽しい時もある。 
団欒の雰囲気をこわしたくない時もある。
それはそれでいい。 
しかし、いつでもそうでは困るんだな。

信用は大事。 とわけもわからず言ってる人は
自分の子どもにも信用されない。
この言葉に限らず、すべて自分で考えよう。 
マスコミの受け売りをしてる
街頭インタビューなんか笑わせるよ。 
それを見て、なるほど、と納得してる
我々も情けないと思うけどね。

みんなが自分の意見をはっきり口に出すと
政治家はやりにくい。
でも戦争はなくなると思う。 
ヒトラーにのせられたドイツ国民みたいに
ならないよう気をつけようぜ。


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そうなんだよねぇ。
そーーーなんです。
借り物の言葉は、「便利で使いやすい」しなぁ。


(つづく)

2001-03-25-SUN

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