ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

223. I'm a Happyman.

もう何回、ガンジーさんは「ほぼ日」の読者たちに、
感謝した内容の『the親戚新聞』を発行してきただろう。
もしかすると、若い性急な人たちは、
くどいよ、と言うのかもしれない。
年寄りは同じ話をくりかえす、というパターンで、
読んでいる人も少しはいるかもしれない。

しかし、ほとんどの読者はわかっているだろう。
くりかえし新しい感動があって、
くりかえしそれを書いているのだ。
何に似ているか、それはロックンロール!
GO! GO! GO! GO! GO! &GO!
I'm a Happyman.
そういうガンジーさんのロックンロールは、
かなり魂に響くよ。

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「Thanks again!」

しょうしょう照れるが、
愛されることがこんなに素晴らしいこととは
気がつかなかった。 
明日のしれない事態になったから言える、
とてもきまりわるい言い草だが、ホントに嬉しい毎日だよ。

男はその体つきからいっても、
すべてに能動的であるべきだ。
と考えそれを実行してきた。 
自分自身の事は勿論、結婚とか、仕事、遊びにいたるまで、
自分で決めてきたこれまでの道のり。

それが今は逆転、ほぼ日読者に支えられ、
愉快に励まされ、胴上げされ、愛されている。 
不思議千万、かって味わったことのない感情だ。
母親にすらこれほどの感概を抱いたことはなかった。
自分自身の身体が衰えたから、人の情けが身にしみる、
というものでもない。
子どもの時から、
両親の愛情の圏外にいたガンジーだからなのか?

嬉しい事だ。 
これこそ「感謝」という言葉がぴったりだ。
神も仏も信じないガンジーだが、
この人たちの情けに天を仰いで号泣したいくらいだ。

糸井さんがガンジーの身を案じ
厳選し、転送してくれてる人たちばかりだから
だろうとは思う。 
ほぼ日読者だって皆が皆
そんなに優しい人ばかりではないはずだし、
もしそうだとしたらほぼ日の今日はない。
いろんな意見があっていい、
人生に真っ向から立ち向かって生きてる人たちには、
こういう気持ちを伝えたいガンジーを、
女々しいと考えるだろう。

寒風にオーバーコートの襟を立て、
両手でしっかり押さえて来た、寒かった冬。
それが過ぎて今暖かい陽光の真っ只中にいるガンジー。

こんな幸せってあるか! 
世界中の66歳で、これほどの果報者がいるかっ!
糸井さんが、読者の方々に 
「ガンジーメールは当選宝くじだよ」と、
まるで”大岡裁き” のように一方で読者をなだめ、
一方ではガンジーを励ます、
こんなやりとりが続いてるからこその幸せだね。

どんな人と出会うか、で
このような幸福を味わえるか否かが決まる。
博愛主義者のように誰でも信じ、愛せよ、なんてウソだ。 
性善説も信じない。

身近にいる人間が、自分を育ててくれるとは限らない。
いい人とは限らない。
たとえその人に悪気がなくても人をダメにすることがある。
だから自分で自分を育て磨くことだが、
どうして磨いたらいいのかを
教えてもらった方が近道だよ。
そういう人を見つけよう、よき師を捜し求めよう。 
キョロキョロと、ね。
勿論、そのような人を見つけるには
時間と自己研鑚が必要不可欠だよ。

”I say again!” 時間を無駄にしないように。 
「愛せ!時間!」


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読者のなかにも、くりかえしくりかえし、
ガンジーさんのバックナンバーを読んでいるという人が、
ときどきいるんだよ。
9月17日の誕生日の画像なんかを、
たまに見ると、勇気が湧いてくるっていうんだよ。
それ、わかるなぁ。

(つづく)

2001-04-05-THU

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