ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

233.あがるってこと。

あがらない人なんて、いるのだろうか。
逆に、すっごくあがり症で、
一人でいてもあがる、なんて人はいるのだろうか?

なんてこと考えつつ、「the親戚新聞」を読んだ。
最後に、大ニュースがありまんねん。

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「「Calm down」」

結婚式なんかでスピーチをする時に
アガラナイ法を伝授しちゃおう。 
それは「今、わたしは大いにアガッちゃってます!」
と白状することだ。
「これほどの錚錚(そうそう)たる皆様の前で挨拶するのは
私にとって初めての経験です。
もう完全にアガッテしまってる状態です。
失礼がありましたら平にご容赦のほど
お願い申し上げます」

と、これを言うとあな不思議! 
すーと興奮がおさまり、人の顔がよく見えるようになるよ。
よく言われるように「聴衆を大根やジャガイモと思え」 
なんて聞かされるが
そんな事出来るくらいならアガラないって...。

これはちょうど、糸井さんや鳥越さんが、
疲れた時よく書いてるように、
現在の自分の状況を素直に白状しちゃうことと似てる。
“参ったなぁ もぉー” と
その参った状態をことこまかに白状する。 
これ効果あるぜ、きっと。
ガンジーメールのなかに 
「辛い,苦しい時にはその事を口に出せ!
辛いよーと叫べ!」
と送ってくれた人がいた。 
まさにこれだね。

「物言わざるは 腹ふくるるなり」というあれだね。
警察で取り調べの時「全部吐いて楽になれ!」 
と迫るのもおなじ理屈だろう。
ザトペックというマラソン選手は
見るからに苦しそうな表情で走っていた。
あれも疲れを軽減させるための彼独自の方法だったと思う。

頭がよくて、賢さの欠落してる人が
アガりやすいんじゃないかな?
そんな時は 賢さを前面に出して事にあたるべし。 
陽気で図々しいイタリア人には
“カシコ−サ” って名前が多い?

もともと聴衆は、初め「どんなヤツ?」と顔を確かめるが
そのあとはただぼやーっと眺めてるだけ、
幼稚園の坊やが何千人いたってアガらないだろう?
話しなんか聞いちゃいないよ。 
縁談じゃねぇ演壇にいる方だけが
恥ずかしがってるだけだぞ!
大方の聴衆は見てるけど,見てないんだ。
[心そこにあらざれば見るも見えず...]だ。 
それを自惚れて “みんな俺のこと注目してる、
どうしょう?”なんて可笑しいよ。 
へそ茶だ。(お臍が沸かす)

ことほど左様に、立場をかえてみれば
たちまちわかるこの道理、
いろんな場面で試みてみては如何?

それと、堂々と振舞うこと。 
小柄なナポレオンは馬上の絵を描かせているし、
スターリンは
白人にはめずらしいあのデカイ顔とヒゲで、
自分がチビである事を隠してた。
「大きな面しやがって!」という言葉、
ロシヤにはないのかな?
堂々とした態度は見る者に畏敬の念をいだかせる。
代官さまには女を抱かせ、
タスデ美にはフクを抱かせ
ガンジーには何も抱く物がない。
今月は夢をいだいて前橋の
「豆炭とパソコン」の原産地を訪ねたい。
ミーちゃん、オーロラを見て来たそうだ、
81歳でだぜ 凄ぇー!

諸君は大いなる望みをいだいて人生を歩め!

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「豆炭とパソコン」の原産地訪問は、
ほんとに実行される予定です。
16日に行くはずだったんですが、ちょっと延期中です。

ぼくも、運転手として参加する予定です。

(つづく)

2001-04-15-SUN

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