ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

237.こらえる。

強い文章が届いたよ。
『the親戚新聞』傑作集というものがあったとしたら、
ベスト5には入ると思う。
ゆっくり、本気で読んでくれたまえ。
___________________________

「Be careful!」

必ず、とか絶対、などという言葉に気をつけようぜ。
最近では、若者を中心に 
”超”をつける傾向があるが
マジメな話題でなければそれはそれで楽しめるけどさ。

真剣な話しでこれを連発する人は、信用できない。
発する言葉は、「行きます」「やります」「まもります」 
などだけでいい。
「必ず」「きっと!」「絶対に」なんて言う必要があるか?
こういう話し方をするかしないかで、
その人の性格を見抜こう。
形容詞なのか副詞なのか忘れてしまったが、
こんな大袈裟な表現はめったにしないことだね。
絶対、と軽く言う人は絶対に出来ない人だ。

口癖なんてことでは片付けられない、
いい加減な性質だと思うよ。
こういう人はミスを犯した時に、いとも簡単に謝る。
そしてまた時には泣く事もあるんだなぁ。
たとえ自分のミスではないとしても
このような性格の男は
自分の感情に負けてしまい、物事の本質を見誤る。
 
諺に 「泣く男と、笑う女は信用するな」という。
その通りだね。
男が泣くのは他人のため。 
また口惜しい時だな。 
口惜しい時だって人前でなんか泣かないもんだ。 
泣く男は「助けてくれ!」って悲鳴をあげてる悪者、
特に女性はこの種の男に気をつけた方がいいよ。
夫婦の場合、たとえ浮気がばれても謝るのはいいとして、
泣いて謝ることはない。 
許してくれなければ財産放棄して出ていくことだ。

ま、浮気なんかしないほうがいいけどね。
国境を越えない、かぁ〜るい浮気、
ノータッチのプラトニック・ラヴ、
初恋のような清いもので我慢しょう。
そして長引かない事。
桜の花のように、淡く、潔い恋がいい。

痒い時、掻きむしってしまうと、
その時はさっぱりするかもしれないが
あとの始末がわるいよ。
わるくすると化膿してしまうぞ、だから我慢することだね。
 
我慢した代償は素晴らしい、人間らしい感性が磨かれるし、
人の気持ちを察する度量も備わる。 
故に我慢をお奨めする次第。

人は何故、惚れたハレたで結婚しても
破局がおとずれるのだろうか?
一つの理由として
その時、理性が引っ込んでしまう事があげられる。
思慮も働かない、どどーっと流されちまうんだね。  
もう一つは、お互いにもっと大きな目標がない事。
家を建てる程度のことではない、 
夢を食ってる作家や芸術家なんかのことでもない、
究極の目標だ。 

これをやりたいっ!という壮大な目標だ。
だからといって、人々を驚かせることではない。
人が聞いたら笑い転げるかもしれないことでいい。
壮大という言葉とは違う! 
というかもしれないが、
その人にとって壮大であればいいのだ。 
これは大袈裟な言葉ではない。
他言はしない密かな自分自身のことだから。

わずかな経験を大層に書いてしまった。 
乞う、了解。


___________________________

今回のガンジーさんの意見とひとつだけ違うのは、
ぼくは、『遊び』として泣くということかな。
泣くために映画を観たり、ビデオを借りたり、
本を読んだりするという趣味がありましてね。
ふざけた趣味なんですけれど、これ、気持ちいいんだ。

それ以外の部分については、もう、
ガンジーさんの意見に全面的に賛成!


(つづく)

2001-04-19-THU

BACK
戻る