ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

239.商いは。

勉強になるなぁ、親戚新聞。
いや、よいしょじゃなくて、ほんとだよ。
今回の意見なんて、どんな職業の人にも言えるもん。

マメであるってことは、サービスの基本だよね。
あ、そういえば、モテる男も、マメが基本って言うわ。
楽しててうまく行くなんてこと、
ま、普通はないもんだよねぇ。
どう思われてるかはしらないけれど、
あたくしも、ものぐさなくせにマメだったりもする。

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「商いは、マメでなくっちゃ」

時々見かける看板に、
「新・古車販売」と書いてある事がある。
これは手抜きだぜ。 
新車を売るなら新車販売、中古車を売るなら中古車、と
あるいは、せめて「新車&中古車販売」と書くべきだ。
修理工場に多いこの書き方、いただけないね。

「どうでもいいんだ、
俺んとこは修理で食っていけるもん!」と客を舐めてる。
このように、修理の客に「ついでに売っちゃえ!」 
という商法がまかり通ってきた。
それが正直に看板に出てる。 
販売会社の下請けでやってきたから強気なんだね。
ただし、これ迄は、だ。 
こういう看板を見ると、修理だって直接頼むと、
いい加減にしそうで気になる。手抜きをしないかと。
いつまでも下請けに甘んじていると大変だよね。
大手が苦しいんだから。

また、飲食店では「忘・新年会承ります」とある。
これも手抜きだ。 
料理までいい加減に作ってるんじゃないか?と
感ぐられたってしかたあるまい。 
「忘年会.承ります」「新年会.承ります」と
それぞれ気合を入れて立派な料理を出して欲しいもんだ。
それと、よく字を間違えてるよ。
「承ります」でいいものを、
わざわざ「受け承ります」なんて変な書き方をしてる。
さらに「受け賜ります」なんてのまであるぞ。 
看板屋も看板屋で、言われた通りに書いてるんだろう。

一つ一つの仕事を、キチっとやってこそ繁盛する。
ついでに言えばスナックなんかも
閉店後に掃除をする店は流行ってるね。 
朝、寝ぼけ顔を見せてる店は廃れてしまう。
駅前の通勤客は夜だけ通るんじゃない。 
キレイな店頭の提灯は夜によく映える。
朝、出勤時に ”帰りに一杯いこうかな?” 
と思わせる店はいつでも店頭がキレイだ。

八百屋、魚屋もそうだぜ。
仕入れに行くのを億劫がって、あるいは寝坊して
遅く市場へ出かけるから新鮮ないい物はすでにない、
残り物を売ってるから繁盛しない。
手抜き、横着な店は敬遠するほうが賢明だよ。

もうひとつ、自販機もそうだね。
“ついで商法”だ。 
“儲かりゃいいんだ!”とばかり
人手の要らない安易な方法で売上げをあげようとする。
せっかく金をかけた店頭飾り付けが台無しだぜ。
本業で儲けなくてどうする。
少しでも売上を...と考えるんだったら
頭と足を使えばいい。
身体が横着するから頭も働かない。 
“やってらんねぇよ!”って
智恵なんか出してくれない。 
「儲けよう、とすれば儲からない」という理屈は
みんながわかってるはずなのに
「骨惜しみ」してしまうんだね。 
そういう性格の人は、特に食料を扱う商売には向かない。

デフレ対策なんかを政府に期待する以前に、
自分で考えたらいい。 
政府がいつも“セーフ!”とは限らないからね。

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自動販売機についての考察なんて、
大胆だけど正論だと思うなぁ。
“小商い”のたし算になれちゃうと、
ほんとうにやるべきことが疎かになっちゃうんだよね。

(つづく)

2001-04-21-SAT

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