ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

336.『インターネット的』を読んだ。

ガンジーさんが、『インターネット的』を読んだらしい。
なんか、てれくさいところもあるけれど、
ありがとうございます。

ま、もともと難しい文章なんて書く気もないし、
書けるとも思えないけれど、
読みやすかった、と言われると、うれしいもんです。
中学生からオッケー、ってつもりで書いたもので。

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「お手々つないで」

人はみな支えあって生きている。
な、なんだと?ガンジー如きがしゃらくせぇ!
お前にそんなこと言われたかぁねぇやい!
なぁんて憤慨しないでくださいまし、
ガンジーこのところシュンとしているんであります。
つまり少しマジメの度合をふやそうかなぁ、なんて
殊勝なことを考えているのじゃ。

コンピュターネットワークって言うけれど
PCがあろうとなかろうと、
人類はムカシからむんむん群れて
つるつるつるんで生きてきたのだ。
ネットワークはもともと
地球上ほとんどの生物たちにとって、
生きる為の手段だったんだ、みんなが支えあってね。
時には支えてくれるはずの人が手を引っ込めてしまって
ドデェ〜ン!なんてこともあるけど。

何故いまさらそんな気になったか、
それは糸井重里著「インターネット的」を読んでからだ。
よくも書いたぜあんなことこんなこと、
むずかしいことをあんなに素直にさぁ、
娯楽小説以外は嫌いなガンジーが
あんなにおもろい本にお目にかかったことはなかった。
おかげでプールへ行きそびれてしまったぜ。

何階?いや難解なことを
糸も簡単にあやつるのは得意なんだろうね、
糸井さんだから。
あれどのくらいの期間で書き上げたんだろう?
普段から考えていたんだねきっと。
でなきゃ何年もかかるよ。
しませんっ!いや司馬遷だってあの発想はできめぇ。

うぅむ、うーむ!って
便秘になって読み終えたよ、あの本安すぎるぜ!
ほかのイイ本の引用もあってさ、
わざわざ買わなくったって
ダイジェストで時間もかからねぇ。
例えば「正直が最強」なんてことも出てる。
ほんまかいな?
と思っちゃうけど、思っちゃうんだなぁ。

気に入らないヤツ、むかつくヤツでも
そいつがいないと
その先にいるイイ人とコンタクトがとれない。
仕方なく付き合ってるうちに、
ん?面白いとこあるじゃん、
なんて見方が変わってくる。
目方も減って気分も軽々、サイフもかろやか。
金がなんだ!でも欲しい、
しかしそれまでのお金の考え方が違ってきそう。
使い方が大事なんだと書いてある、PCもね。

料理について言えば
お皿よりそこに盛られた物こそ大事なんだと。
しかしお皿はお皿で
さらさらそんなこと気にしないイイヤツなんです。
料理がよけりゃそれだけでいいか?といえば
そんなこともない。
イイ雰囲気も大切。
お店、サービスのしかた、
それぞれがネットワークしてる、つながってる。
その関係は上下ではなくてフラットなんだと書いてある。

ガンジーがいつも思ってること、
つまり小泉純一郎が偉いのではなく
総理大臣という職務がえらいポジションなんで、
まわりまわって我々がそれをコントロールしてる。
ま、ねずみの嫁入りの話しなんだね。
そのみんな普通のネズミ、じゃねぇ
フラット、というところがいたく気に入りましたぜ。
オレが一番偉いんだゾ!って威張ってると
足の裏ネズミにかじられて引っくりかえされちまうそうだ。

ガンジー

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ちょうど、参院選の結果がでたところで、
この回が掲載されるわけですよね。

変わること、変わらないこと。
変わったほうがいいこと、変わらないほうがいいこと。
いろいろあるけれど、
あきらかに、あちことが「変わりつつある」。
そういう時代にだからこそ、読まれたいんだよね、
『インターネット的』って本。

(つづく)

2001-07-30-MON
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