ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

351.笑いと元気。

そうだよねーーー・・・・。
元気のないときには笑いが少ないし、
笑いが減ってきたら、元気がなくなる。

その通りだよねー。
ま、とにかく読みはじめてみてください。
特に、元気の減っている方々。

___________________________


「笑おう!」

笑いと元気とはなかのいい恋人どうしだ。
・・・あたりまえじゃん!
仲が悪くて恋人といえるか・・・
まぁまぁそうむずかしいことは言わないで。
だってそうじゃねぇか
恋人どうしってのは夫婦とちゃうで、
ケンカしたらそれでおしまいよ、で何が言いたいんだい?
つまりぃ笑いがあれば元気も元気でいられる。
笑いがどっかへ行っちゃうと
元気は減気になっちゃうんだ。

「パソコン&豆炭」の
ミーちゃん農場をたずねたときがそうだった。
今おもいだしてみても
なんであんなにたのしかったんだっけ?と
首をかしげるほどみんな元気に笑い転げてたもんね。
どんな話題であれあの雰囲気では笑いになっちゃう。
構成メンバーがよかったのかもしれないが
それ以前に元気のオゾン層が充満してたようだ。

落ち込んでる人に元気をだせよ、というより
笑いを提供しよう。
ただ元気をだしなさいって言ったって
元気クンはひとりじゃ元気になれないんだよ。
「ところでさぁ、あの時は可笑しかったね。
 何であんなことになったんだっけ?」
「ことの発端はお前が勘定を払う時
 100円ダマ落としてしまったからっだったぜ」
「そうだそうだ。
 そしてお前が拾おうとして
 しゃがんで立ちあがったときに
 通りかかったウエイトレスのスカートのなかへ
 首を突っ込んじゃったんだっけ。
 ウエイトレスが驚いて水の入ったコップを
 お前の体にぶちまけちゃったんだ」

思いだして笑うことがいっぱいあって、
それを話してくれる友達がいて
元気クンは元気になる。
他愛ないことでも楽しくなるんだよねぇ。
座が盛り上がるってそんな時が多い。
一人だけがはしゃいでいてはかえって座がしらけてしまう。
みんながおしゃべりじゃないほうがいいよ。
なかに無口な人がまざってるとグーだ。

ガンジーがニュージーランドへ行った時のこと、
B.B(民宿)でイギリスからきた若者達と食事した。
そしてたまたまピーナッツの話題から
千葉県八街の話になり、
そこは東京のどの方角になるのか?とたずねられ
とっさに答えられずしばらく間をおいて答えた。
すでに彼女らは次ぎの話題に話が飛んでる。
そこへ「イースト!」と叫んだもんだから一座は爆笑。
たくまざるユーモァがうけたねぇ。

うけようなんてことちっとも思っていなかった。
ただ必死に単語をさがしてたんだ。
多分、みんな、答えを考えてるガンジーを
気にはしてたんだろう。
西洋人にしてこれだ。
ましておなじ日本人どうし、笑いの種はどこにでもある。
お笑い芸人のテクニックがなくてもいい。
そこに元気が存在すればね。

元気と笑いはセットだと考えよう。
気のあったともだちどうしで旅行したときなんか
みんなうきうき元気いっぱい。
だからふだんの何気ない言動が笑いを呼び
それにさらに火がついて寡黙な人もしゃべりだす。
これがまた面白いんだ。
うけようなんて思っていないから
そのたどたどしいしゃべりにみんな引き込まれてしまう。
計算してない、間、のとりかたに拍手喝さい。
元気と笑い声は高気圧となって舞い上がり
トルネードのように楽しませてくれるよ。

ガンジー

___________________________

そういえば、みんながおしゃべりな人ばっかりの
集まりって、場の空気としては、
最高とは言えないよね。

じょうずな聞き役がいなかったら、
おしゃべりの場も、おもしろくないんだよな。
聞き方がじょうずだと、しゃべるほうも、
どんどん乗ってくるわけで。
その両方ができるのが、理想なんだけどね。
より大事なのは、「聞く」ほうだと思うんだ。

「ほぼ日」のおサルも、耳がでかいでしょう?

(つづく)

2001-08-15-WED

BACK
戻る