ハロー、スーザン。
キミはジョークが好きだったな。
アジアの島国、ニッポンから、
また愉快なジョークをたっぷり仕入れたので
キミに送ることにするよ。
そう、現地で「言いまつがい」と
呼ばれている、例のアレさ。
以下に連ねる、いくつかの文字列は、
しばしば、実際に、あなたを、多くの、
愉快な気持ちにつくる、
いちばんの機会のひとつに
なることが可能だと、思った、私は。
じゃ、最後まで楽しんでくれ。 |
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アメリカにて。
先日、wal-martの袋を持って歩いていると
「Excuse me, where is wal-mart?」
と聞く小奇麗なご婦人。
少し遠いので、
バスに乗らなければならないことを
伝えようとして言いました。
「Oh, you have to take a bath. 」
まさかのth発音。
小奇麗なご婦人は、苦笑いを浮かべ
「OK!」とだけ言い残し、去っていきました。
私はビーチサンダルに砂の付いた足。
お風呂に入るべきなのは私のほうだと、
そこにいた誰もが思ったはずです。
(アロハワイ) |
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はじめてパリのオペラ座に行ったとき、
「ブロシュア(パンフレット)ください」
と言おうとして、
「ブロシェット(肉の串焼き)
ください」と言ってしまい、
「ウチは肉屋じゃないよ」と
受付のにいちゃんに笑われた。
(たこ) |
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国際線で機内食が
魚料理と肉料理から選択できたのですが、
海外のCAの方に
「Which do you like
フィッシュ or お魚?」
と笑顔で聞かれた。
フィッシュとお魚ならどっちでもいいです。
(ビーフと頼めない小心者) |
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ケンタッキーフライドチキンで、
外国人のお客さんが数人で、
「骨なしチキン」を指差し、
店員さんに「これは何か?!」と
一斉に質問していました。
コギャルもどきの店員さんも
一斉に同じ内容を
しかも英語で質問されている!!
という状況にあたふた‥‥。
しかし、堂々とこう答えました。 「ホネェ~、ナッシング!」
すぐうしろに並んでいた私は
笑っては失礼だと思ったものの
思わず吹き出してしまいました。
(ふもふも) |
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ニュージーランドに住んでいます。
4歳のバイリンガルの娘が、
幼稚園で新しい単語を習ってきた。
「ママ、知ってる? イカの足は
tentacles(テンティクルズ)
って言うんだよ」
そのような単語を聞いたこともなかった私は、
「すごいなー、4歳なのに
そんな単語知ってるんだー」と感心しきり。
後日、同じ幼稚園に子供を通わせる
日本人のママ友と、この話になり、
「ここの幼稚園、
すごい単語を子供に教えてるよねー。
この間なんてうちの娘、
testicles(テスティクルズ)
なんて習ってきたんだよー」
と私が得意顔で披露すると、
ママ友は「ありえない!!」と
想像以上にびっくりしてくれた。
よくよく考えたら、「testicles」というのは
「睾丸」という意味だった。
もちろん二人で大笑い。
(いやーん) |
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うちの父がアメリカ人3人を連れて
町を歩いていたときのこと。
アメリカ人を先頭に
父が一番最後に歩いていたら、
前方よりかわいい小学生がやってきて
前から挨拶をしてきた。
「ハロー」「ハロー」「ハロー」
そして父の番になったら
なぜか「ニイハオ」って。
そんな父はれっきとした日本人です。
(そんな父が好き) |
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HAHAHAHAHAHAHA!
いやぁ、ニッポン人ってのは、
ほんとうに愉快な人たちだな!
そうそう、なんでも、こういうジョークの
傑作が凝縮された本があるらしいんだ。 『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
っていうのがその名前だから、
機会があったら探してみるといいと思う。
それじゃあ、また、セバスチャンの店で。
ヘッドホンはデカけりゃデカいほどいい、
と思っているジミーより。
PS:
クレア叔母さんのイブニングドレスから
どういうわけかオウムのにおいがするんだ。 イラスト:しりあがり寿 |