おみやげには、特別な力がありますよね。

「いつか、ザルツブルクに行きたいなぁ」と
実は、ずっと憧れているのですが、
なかなか実現していません。
企画力とか、行動力とか、踏ん切りとか、
“あまり海外に行かないどころか、
ほとんど家にいる派”には
いざ旅行となるといろんなものが必要で、
案の定そういう全部を揃えるのは
思いのほか大変なわけです。
そこで、がんばらない自分が悪いんですけど、
今年も「あ~あ、夏が過ぎていく‥‥」
と、じゃっかんセンチメンタルになってたら、
素敵なおみやげが届きました!

綺麗なブルーの箱に、
おいしそうな丸いチョコレートが、ぎっしり。
素敵だなぁと憧れる先輩夫妻からの
かの地、ザルツブルクみやげでした。
こういう時って、ドラマや映画や舞台じゃないのに
「わぁ~」って声を出してるんですよね、開けたとき。
誰も見てないのに。

それだけ、ほんとに嬉しい!ってことなんですよね。
そういえば、こどもの頃は、
もっと簡単に声(というか奇声など)あげてました。
わぁ~! とかキャッ!! とか、もっと自由に
嬉しいときやビックリしたときは
周りも気にせず発してた気が。

そういえば、こどもの頃は箱も大事にしてました。
こういう綺麗な箱や缶はとっておいて、
拾ったものや宝物を入れて、
自分だけが分かる場所にしまってました。

もちろん、この箱はとっておいて大切な物入れにします。
だとすると‥‥そんなに変わってないのかもしれませんね、
こどもの頃とすることも気持ちも。

おみやげって、その地の空気も一緒に包みこんで
届けてくれる気がします。
それを選んでいただいてる時間ごとパッケージして
大きなリボンをかけてプレゼントされたような。
少しだけ涼しくなってきました。
素敵な初秋を。
わたなべ まり |