![「一陽来復、金銀融通?節分直前、お守りゲットに 穴八幡に行ってきました!」](images_2012/title_120202.jpg)
![](images_2012/20120202/title.jpg)
ほぼにちわ、です。
2012年、年が明けてある日のこと、
同じ島の、さんが急に席にやってきて、
「お金を使っても、その使った分、
お金がかえってくるというお札を
配ってる神社がある、っていううわさを
聞きつけたんですが、知ってました?」
と、いきなり、なぞなぞのような質問。
「え? 使った分かえってくるお札? し、知らないけど、
じゃあ、お金を使っても使っても、減らないってこと?
それ、ほんとに効くんだったらいいねぇ。」
「そのお札、期間限定で、冬至から節分までしか出なくて、
しかも、決められた時に、決められた場所に貼らないと
御利益がないそうなんです。
毎年、たくさんの人が、冬至の朝から並ぶらしいですよ。」
最初は、気軽に聞いていた話しだったのが、
くわしく聞くうちに、なんだか興味が‥‥。
「穴八幡っていう神社なんですけど。」
「あな、はち、まん‥‥?」
聞いたことのない名前だったので、早速、検索してみると、
歴史はとても古くて、創建は1062年。
江戸時代には、家光や吉宗など、徳川家の将軍が
度々参拝に訪れているという、由緒正しい神社だそう。
場所も、早大あたりとそんなに遠くないことが判明。
それじゃあ、最終日の節分までもうすぐだし、
実際、どんなところで、どんなお札なのか見てみよう!
ということで、さんにまんまとのせられ、
1月の終わりに、ふたりで行ってみることにしました。
▲最寄り駅は「早稲田駅」、「穴八幡方面」は出口2らしい。
趙さんとは、現地集合なので、地上に出て、
散策がてら「穴八幡」を探します。
さすがに、早稲田大学の学生らしき人たちも多く、
駅周辺は、学生街らしい雰囲気も。
▲早大生あるある「じゃあ、今日の部会はオトボケで!」
▲学生向けの、駅近・格安物件も多い。
でも不動産に、この悲鳴写真はどうかと‥‥?
キョロキョロしてたら、遠方に大きな鳥居を発見!
よく見ると、看板に「穴八幡宮」の文字が!
▲大きな社みたいなものも見えて、意外と大きい?
駅出口から歩いて数分で、目的の「穴八幡」にあっさり到着。
▲たしかに「穴八幡宮」です。1月末の朝9時半の風景です。
▲達筆で書かれた「一陽来復御守」、これがうわさのお札?
▲穴八幡宮入り口に立つ「流鏑馬像」。1728年に
8代将軍徳川吉宗が奉納した流鏑馬もあるのだとか。
▲横ののぼりには、気になる「金銀融通」の文字が!
▲大きな鳥居は、大きな石の亀さんが支えています。
あちこち写真を撮っていると、渋滞でちょっと遅れてた
趙さんが、あやまりながら到着。
▲あやまってても、首からかけたカメラがおもしろい。
じゃあ、そろったところで、早速、中に行きましょう。
▲では、おのぼりさんチーム、行ってきます!
▲結構な急階段、趙さん、転げ落ちないようにね!
▲無事到着。
▲遠くから見えてたのは、この門ですね。
▲赤と金の組み合わせが、きらびやか。
赤い門をくぐると、まだその先に参道が続いていて、
両側には、たくさんの縁起物の縁台が並んでいます。
▲今年のラッキーカラーは、「黄、白、赤」だそうです。
▲かぜ気味で、お金の欲しい人は、一石二鳥だ。
▲「べっ‥‥」に反応するふたり。べったら漬でした。
目的の御守に到達するまでに、
すっかり、たのしんでいるふたり。参道を進んでいくと、
さっきの、赤と金のきらびやかな門とはうって変わって、
黒と金の組み合わせの、威厳のある本殿らしきものが。
▲これが、うわさの穴八幡宮なのね。
▲立派な額に名前が書かれていました。
▲柱の下の、金の亀の装飾も豪華。
▲「あっ、一陽来復御守!」御初穂料って言うんですね。
▲平日の朝ですが、御守売り場は人がとぎれない様子。
ふたりとも参拝をすませ、
いざ、御守を買いに売り場に向かいました。
▲冬至の朝は、とっても長い列ができるそうですが、
今日は少し並んだら、すぐ順番が回ってきました。
▲趙さんは、一陽来復御守を二家族分、買いました。
すり鉢状に、くるりと巻かれた形がかわいい感じ。
▲自分もひとつゲットです。御守には、いつどうやって
部屋のどこに貼ればいいかの説明書も付いています。
この説明書によると、この御守、古来の吉例により、
冬至から節分までの間にお領け致します、とあり、
やっぱり手に入れられるのが、1年でこの期間のみ。
そして、この御守を御祭りする(貼る)日時も、
冬至、大晦日、節分、この三日の内の都合のいい日の
夜中の十二時と、決まっていました。
恵方「亥子(ゐね)」(真北から少し西寄りの方角)に
御守を向けるよう、反対の南側の「巳午(みうま)」の
壁のなるべく高い所に御祭りください、とのことでした。
▲解説は、神社の扉にも、大きくはり出されています。
「一陽来復御守」は、「金銀融通」がとくに有名だけど、
iPhoneで検索してみると、その言葉の意味は、
「冬が終わり春が来ること。新年がくること。
また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。」
(goo辞書)とありました。
陰の気がまわって陽の気にかえる意味があるそうです。
「‥‥いい言葉ですね。」
おのぼりさんだったふたりも、
少しおごそかな気持ちになりました。
そして、おごそかな気持ちになったのも束の間、
御守を手に入れて、気が大きくなったふたりは、
帰りの参道では、あちこちのお店で散財を。
▲趙さんは、鬼のお面付き、節分豆をゲット。
▲べっさんは、御守を貼る金の台紙をゲット。
そして、参道途中の脇道に、布袋さんを見つけて
かけよるふたり。
▲家族とご対面したかのようなツーショット。
▲そういう自分も!ほていさん vs えべっ3?
こちらのほていさん、「布袋像の水鉢」といって、
新宿区指定有形文化財(工芸品)に指定されている
1649年に造立の「区内最古の水鉢」だそうで、
江戸城吹上御所に置かれていたのを、
徳川家光により奉納されたものだそうです。
あまりにさりげなく、置かれていたので、びっくり!
そんなこんなで、「穴八幡」を満喫したふたり、
その足でそのまま会社に向かいました。
お土産は、参拝記念の玄米パン。
▲ちょっと、朝から使いすぎたので、
すくなくてごめんなさい。
今日使ったお金は、いつか帰ってくるのでしょうか。
節分の夜、御守をはるのを忘れないようにしなきゃ。
「一陽来復御守」にがぜん興味が出たという方、
2月3日は最終日で、すごく待つかも知れませんが、
「穴八幡」は夕方5時までだそうです。
もし万が一、御守効果が出たら、また報告しますね。
では、みなさま、よい節分を!