|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
展示されています。 階段をおりると、すぐ左手にトイレ。 トイレの前には、darlingも参加していた 『ウゴウゴルーガ文学大賞 うんこ』が たいせつにケースに入れられてました。 「うんこは、こっちです〜。おしっこもね!」 と祖父江さん。 ‥‥。 さあ、さっそく、 ご本のご紹介をしていただきましょう!
「全部の本にひみつがあるんですよ。 わかりやすいひみつをご紹介しましょうかね。 ‥‥わかりやすい本、わかりやすい‥‥。 あ! これ、わかりやすいですよ。 ここまで育てるのに14年半かかってるんですよ。 本が腐り中なんです!」
「『陰陽師』は最初に羅盤(※)をかいて、 シリーズプランを作りました。 各方向に1冊ずつ配置した設計書をつくって、 「全12巻にしませんか?」って 岡野さんに相談したんですよ。 最初は「そんなに描けるかしら?」って おっしゃってたんですけど、 どんどんすごい内容になって、 12巻では収まらない内容になってしまったんですよ。 それで、中央の位置にあたる「太陽」という巻を追加して、 全13巻にしたんですよ。 13巻は、寛弘2(1005)年9月に亡くなった 安倍清明の没後ちょうど千年めに刊行したんですよ。 すごいでしょう?」
※羅盤(式盤) 天文、地理、方位、時間などが詳細に記された 陰陽道の占いに使用する道具。 ※月将軍(十二神将) 安倍晴明が使役したとされる式神。 騰蛇、朱雀、六合、勾陣、青龍、 貴人、天后、大陰、玄武、大裳、 白虎、天空のこと。 『陰陽師』の各巻の表紙には この名前が入ってます。
「これはひとめでわかりますね! 太いうんこ入りです♪ う〜〜ん、悪趣味ぃぃぃ♪」
「ページの文字組を比べてみると気づくかな? 電車の中のラッシュ時のシーンは、 文字間をつめて、ぎっしり! こっちの寝ているときの悪夢のシーンは、 字の形がひずんでるんですねー! 物語に合わせた文字組です。 ふふふ。」
「これは気がつく人が意外と少ないです。 (パカッと本を開いて) ほ〜ら、こんなところに、 弥次さんと喜多さんが、隠れてるぅー♪」
「この本は、最後のページに、 隠し短歌が入ってまーす。 これは、なるべく気づいてほしいでーす♪」
「これってだれも気がつかないんです。 よぉーく見てください。 ほーら、本の真ん中、ノドのところが、 ぼんやり青く光っているでしょう? ムーンライトシャドウですよ。 なんで光るか、わっかるかな〜?」
「見開きページの左右の端からノドにかけて、 4%から15%のグラデーションで、 青インキを刷ってあるんです!」
「これは‥‥写真に写るかなあ? うさちゃんがいるんですよ! かわいいでしょ? うさちゃんっ」
次回は、印刷技術の限界に迫る 世界初のご本の数々をご紹介します! |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
©2005 HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN All rights reserved. |