ほぼ日ホワイトボードカレンダー2020

ほぼ日ホワイトボードカレンダーが続く理由

「カレンダーなんて、どれも同じでしょ?」と思っていません‥‥か?声を大にしてお伝えしたい、「ちがうんです!」と。だって、ほぼ日ホワイトボードカレンダーっていちど使うと、かなりの割合で「次の年も続けて使ってもらえる」商品だから。リピート率は「7割」以上(ほぼ日調べ)で、全国ロフトの売り場でも発売以来「14年連続」で売り上げ第1位を記録中。じつはけっこう、すごい商品なんです!そこで、長年お使いのみなさんに「どうして、続けて使ってくださるんですか?」と理由をうかがってきました。不定期連載で、おとどけしていきますね。

Loft 14年連続カレンダー売り上げ第1位「カレンダーなんて、どれも同じでしょ?」と思っていません‥‥か?
声を大にしてお伝えしたい、「ちがうんです!」と。
だって、ほぼ日ホワイトボードカレンダーっていちど使うと、かなりの割合で「次の年も続けて使ってもらえる」商品だから。
リピート率は「7割」以上(ほぼ日調べ)で、全国ロフトの売り場でも発売以来「14年連続」で売り上げ第1位を記録中。じつはけっこう、すごい商品なんです!
そこで、長年お使いのみなさんに「どうして、続けて使ってくださるんですか?」と理由をうかがってきました。
不定期連載で、おとどけしていきますね。

002 和田加奈子さん

002

和田加奈子さん

第1回 家族の真ん中にあるカレンダー。

  • ──

    和田さんはもう「9年間」も、
    「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」を
    使ってくださっていると‥‥。

  • 和田

    はい。「ほぼ日」で見つけて
    「あ、これ便利そう」と思って使ってみたら、
    思った以上に便利だったので。

    意外に「いい思い出」になったりするので
    ここ何年か分は、捨てずにとってありますし。

  • ──

    そういう方、けっこう多いみたいですね。
    「見返す用」に取ってある、と。

  • 和田

    あ、やっぱり。

  • ──

    ちなみに「9年」といいますと、
    「発売初年度から、1年も欠かさず毎年」
    ということになるのですが。

  • 和田

    ええ、自分でもびっくりしました(笑)。

  • ──

    いやあ、本当にうれしいです。

    このホワイトボードカレンダーって、
    使っている人の数は多いのに
    基本的に
    「家のなかに入っちゃうもの」なので
    実際に使われている場面って
    実は、ほとんど見たことがないんです。

  • 和田

    あ、そうなんですか。
    たしかに持ち歩かないですものね、これ。

  • ──

    ですので本日は、
    どんなふうに使われているんだろうって、
    楽しみにして来ました!

  • 和田

    いえいえ、ご期待に沿えるような、
    特別な使いかたは、していないんです。

    他のみなさんと一緒だと思うんですが
    家族の予定を管理しつつ、
    伝言板みたいに
    「コミュニケーションを取る道具」として
    使っています。

  • ──

    コミュニケーション。

  • 和田

    たとえば、小学生の娘が
    パパに
    自分のお菓子を食べられたくないときとか、
    「パパ、おかし食べないでね」とか。

  • ──

    そんなかわいい「警告」が(笑)。

  • 和田

    本気で食べられたくないんだと思います(笑)。

  • ──

    そうやって伝言板としてお使いだってことは、
    パパも見てるんですよね、ここを?

  • 和田

    見ます。あまり書かないけど、見てますね。

    私は私で、週のはじめに、かならず
    旦那さんの「飲み会の日」をチェックして、
    書き込んでいますし。

  • ──

    あ、「夫の飲み会の日を把握するのに重宝」
    とは、このカレンダーの、
    けっこうよく聞く活用法のひとつです(笑)。

  • 和田

    やっぱりそうですか!

    うちでは、日曜日の夜とかに
    「今週はいかがですか? はいはいはい」と。

  • ──

    儀式のようにして(笑)。

  • 和田

    そう、だって旦那さんが飲んで帰ってくる日は
    晩ごはんつくらなくていいから
    ここに書いておかないと、喧嘩になりかねない。

  • ──

    それはつまり、いわゆるところの、
    夫婦間の「言った言わない問題」というやつ。

  • 和田

    そうです。「言っただけ、聞いただけ」だと
    人間、絶対に忘れるじゃないですか。

    だからうちは平和ですよ。喧嘩になりません。

  • ──

    旦那さんにしても
    書いておきさえすれば間違いないですもんね。

  • 和田

    そう。書くだけで、私に怒られずに済む(笑)。

  • ──

    このカレンダーは
    「書いては消せる」が特徴のひとつなのですが
    やっぱり
    けっこう「書いたり消したり」するものですか。

  • 和田

    すごい、します。

    書いて消して書いて消して‥‥の連続なので、
    余白の部分が黒ずんできちゃうくらい。
    なので、たまに
    「激落ちくん」とかで綺麗にしてます(笑)。

  • ──

    何をそんなに、買いたり消したり?

  • 和田

    たとえば、わたし、このへん(左下の隅)を
    「買い物リスト」にしてるんです。

    「買わなきゃならないもの」を書いておいて、
    買ったら、消していく。
    そうすれば、買い忘れをすることがないので。

  • ──

    なるほど。今は「ジェルワックス」と。

  • 和田

    あー‥‥それは「娘」ですね。

  • ──

    小学生の娘さんが、書かれた?

  • 和田

    はい。娘のリクエストです。

    何だか「髪の毛につけるピンク色のワックス」が
    ほしいらしくて、
    でも、私がまだ買ってあげてないから、
    そのまま残ってるんです(笑)。

  • ──

    それは
    「買いませんよ」って意思表示ですか?(笑)

  • 和田

    いや、買わないものは「消す」んです。

    だから、
    買ってあげないことはないんだけど
    何かめんどくさいなー‥‥と思っていて
    まだ買ってないという状態(笑)。

    でも、そうこうしているうちに
    たまに、
    ものすごい力強い感じで「絶対!」とか
    書き足されてたりします(笑)。

  • ──

    娘さんの「希望」が書かれているのって
    なんだか、いいです。

    あと、昨年の10月のカレンダーの余白には
    英語のスペルの違いなんかも書いてある。

  • 和田

    それこそ、ここをホワイトボード代わりにして
    娘に教えたんです。

    けっこう、やってますよ。
    急に「算数の授業がはじまる」みたいな感じで。

  • ──

    今月は「扇状地」の説明をされてますね。

  • 和田

    あはは、これは、私、地理が大好きだったので、
    聞かれてもないのに
    娘に「扇状地」の説明をしたんですよ。

  • ──

    聞かれてもないのに、扇状地の説明‥‥。

  • 和田

    ええ(笑)。

  • ──

    そのとき、
    「扇状地」にさほど興味なかったであろう、
    娘さんの反応は?

  • 和田

    はいはいはい、みたいな。

  • ──

    なるほど(笑)。でも、カレンダーの前で
    お母さんと娘さんが
    そんなふうに、たのしそうに、
    コミュニケーションを取ってるって聞くと
    すごく、うれしいです。

    ご家族みんなの真ん中に
    このカレンダーがあるといいなあと思って、
    つくっているので。

  • 和田

    あ、それは、そうですね。
    うちではまさに、そんな感じで使ってます。

<つづきます>

2014-11-21-FRI

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