今回の「冬じたく」の予告でも、
「ふたごの月」がかかわるだいじな曲
「スウィート・ピーチムーン」を手がけるなど、
センチメンタルテリトリー・シリーズでは
もう欠かせない存在となっている
ミュージシャンのおおはた雄一さん。

聞くところによると、昨年、「カシミアのTシャツ」を
毎日のように愛用してくださっていたらしいのです。
それはぜひ、話を聞いてみたい。
ということで、さっそく、お会いしてきました!
前編と後編、2回に分けて、おとどけします。


ほぼ日 去年の「カシミアのTシャツ」を
愛用してくださっているみたいで。
おおはた はい、かなり着倒してますね。

坂村 わたしが証言します。
おおはた、しょっちゅう着てます。

※坂村さんは、おおはたさんのマネージャーさんです。
ほぼ日 ありがとうございます!

しょっちゅう‥‥というのは、
具体的には、どういうシチュエーションで?
おおはた もう、家でも、旅先でも、スタジオでも‥‥
さすがにライブのときは
こういうセーター着ることはないですけど、
もう「あらゆる場面」で。
ほぼ日 わあ、うれしいですね。
おおはた ‥‥大丈夫ですか? 着すぎですか?
ほぼ日 いえいえ(笑)
でも、そんなに着てるわりには、きれいですよね?
破れたりとかも、してなさそうだし。
おおはた たぶん、みなさんが予想されてる以上に
ハードに着てるんですけど‥‥
毛玉がちょっと出てきているくらいで、
ほつれたりとかもせずで。
けっこう、丈夫みたいですよ。
ほぼ日 (近寄って見て)
うん、ほんとにきれいですね。

「毎日のように着てる」と聞いてたんで、
どんな状態になってるんだろう‥‥? と
思ってたんですけど。
おおはた あんがい、だいじょうぶみたいですね。

ほぼ日 「カシミアのTシャツ」の
どのあたりを気にいって
そんなに着てくだってるんでしょう?
おおはた まずあたたかい。で、かるい。これです。
ほぼ日 なるほど。
おおはた とくに、これから寒くなる時期に、
カバンのなかにこれを1枚、入れておくだけで、
ホント、助かるんですよ。
ほぼ日 ああ、おおはたさん、ツアーで全国を
まわったりするから‥‥。
おおはた そうです、とにかく移動ばっかりなんです。

ジャケット撮影で
真冬の津軽海峡に行ったかと思えば
真夏の暑いころに九州とか‥‥、
一年中、全国あちこちに行ってるんですね。
ほぼ日 ええ、ええ。
おおはた そのときにいちばん気をつけているのが、
温度管理といいますか‥‥。

なにしろ風邪ひいちゃったら、おしまいなんで。
ほぼ日 そうか、声が出なくなっちゃったら
ライブできなくなっちゃいますもんね。
おおはた そういう意味でも、いろいろ助かってます。

寒くなったらシャツの上からサッと着て、
暑くなったら脱ぐ‥‥というのはふつうですけど、
そのほかにも、
飛行機のなかで首に巻いてあったまったり、
丸めてまくらにしたり‥‥。
ほぼ日 まくら! ‥‥なるほど。
その使いかたは思いつかなかったなぁ。
おおはた こんど試してくださいよ。あったかいですから。

それに、かるくてかさばらないから、
手荷物カバンのなかに入れておけるのがいい。

つまり、カシミアですから
あったかいってことは当たり前なんでしょうけど、
「気軽に持ち運べる」ところが、
このカシミアTのいいところだと思っています。

ほぼ日 なるほど、さすがはヘビーユーザーならではの、
実感のこもったコメントですね。
おおはた いえいえ、そんなたいしたことでは。
ほぼ日 ことしも新しく4種類、つくったんですよ。

で、音楽をつくっていただいたお礼に、
おおはたさんに、
一着、差し上げようと思うのですが‥‥。
おおはた ホントですか? ありがとうございます!
ほぼ日 お好きなのを選んでください。
おおはた え、ホントにいいんですか? 
ああ、へぇー‥‥いいですねぇ、この色。



こういう落ち着いたネイビー、いいなぁ。

洋服は落ち着いた感じが好きなんですよ、ぼく。
ギターのほうは「珍味好き」なんですけど。

ほぼ日 珍味好き(笑)。
おおはた はぁー‥‥、ことしのカシミアには
ボタンがついてるんですね、それぞれ。
ほぼ日 いちおう、オリジナルのボタンです。
おおはた あ、表面に「Sentimental Territory」って
刻印をしてあるんだ。細かい。かわいい。
ほぼ日 じゃあ「BLUEBERRY SAUCE」でいいですか?
おおはた う〜〜〜〜‥‥。



こっちの色もいいですよねぇ、ホットチョコですか?
うん、これ、いいですね。‥‥いいですよね?
ほぼ日 ええ、とてもお似合いです。
ピンクとかは、いかがです?
おおはた ピンクかぁ‥‥どうでしょう、いけますかね?
ほぼ日 ぜんぜんOKだと思いますけど。
おおはた 来年はこのぐらい行っとかないとダメかなぁ‥‥。

ほぼ日 あははははは。来年は(笑)。
おおはた (「PEACH SOUP」を胸に当てたまま)
でも、オレ、「PEACH SOUP」の音楽を担当したし、
これ‥‥ピンク、いっとこうかな?

どう?(坂村さんのほうを見る)
坂村 いいんじゃないですか?
新たな「おおはた雄一」ですよ。
おおはた そう?
じゃあここはひとつ、清水の舞台という感じで‥‥。
ほぼ日 あはははは。おおげさでしょう(笑)。
おおはた でも、ピンクなんか着てたら、
また(坂本)美雨ちゃんあたりに
つっこまれそうで‥‥。

チェックきびしいんですよ、美雨ちゃん。
ほぼ日 そうなんですか。
おおはた ええ、このあいだもブログかなんかに
「また、おおはたくんが
 おもしろいシャツ着てて‥‥」とか。

MCのときにせっかく着替えてきても
「着替えて、それ?」とか。
ほぼ日 そんなこと言われるんだ(笑)。

こっちのイエローとかも、どうですか。
せっかくですし。
おおはた ‥‥いいですね。

ほぼ日 なんでもいいんじゃないですか!(笑)
おおはた いや、でも、やっぱり、ピンクかなぁ‥‥うーん。

‥‥こんだけやらしてもらって、
結局、ブルーベリーを選びそうなオレですが。
ほぼ日 それはそれでいいです(笑)。
おおはた うーん、すいません、悩みすぎですね。
もう決めます。
えー、ブルーベリーか、ピーチ!

ほぼ日 お!
おおはた ‥‥ブルーベリー?
ほぼ日 だいじょうぶですか?
おおはた ‥‥ブルーベリーで。
ほぼ日 ほんとにオッケー?
おおはた ブルーベリーにします!
ほぼ日 わかりました(笑)。
<8日(月)更新の後編につづきます!>
『Music from the Magic Shop』 おおはた雄一/Warner Music Japan
ファン待望、おおはた雄一さんの
2年半ぶりのオリジナル・フルアルバムは
共同プロデューサーに
アコースティックシーンを代表する
ふたりのアーティスト、
ジェシー・ハリスとリチャード・ジュリアンを迎え
ニューヨーク録音を敢行した、意欲作にして「最高傑作」。
これまで以上にポップでキャッチー、
聴く人のこころをぐぐーっとつかむ全12曲です。

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