ことし2月の米アカデミー賞に
「堤大介」という日本人が監督をつとめた
短編アニメーションがノミネートされ、
大きなニュースとなりました。
作品名は『ダム・キーパー』です。
堤さんは、ながく「ピクサー」に勤務し、
『トイ・ストーリー3』や
『モンスターズ・ユニバーシティ』といった
世界的にヒットしたアニメの
アートディレクションを担当していた人。
「スケッチトラベル」というプロジェクトで
ご存知の方も、多いと思います。
世界的なアニメ作家フレデリック・バックはじめ
『スター・ウォーズ』のエリック・ティーメンス、
『ロード・オブ・ザ・リング』のジョン・ハウ、
日本からも
松本大洋、寺田克也、宮﨑駿(以上敬称略)‥‥と
世界12カ国・71人のアーティストの間を
1冊のスケッチブックが、
4年半をかけ、手渡しで回されたプロジェクト。
当時、大きな話題となりました。
アカデミー賞では
惜しくもオスカー受賞とはなりませんでしたが‥‥
18分だけど、いや18分なのに、
観たあと、
じわーっと余韻が押し寄せる、本当にいい作品。
多くの予想サイトやハリウッドの雑誌では
受賞したディズニーの『Feast』か、
『ダム・キーパー』か、
という事前予想が展開されていました。
しかしながら、たいへん「もったいないこと」に、
この映画の「日本語字幕版」が、
いまのところ、どこでも公開されていないのです。
(英語版はiTunesで販売されています)
そこで「ほぼ日」では、堤さんにお願いし
『ダム・キーパー』日本語字幕版を
TOBICHI2で
上映させていただくことになりました。
期間は
「10月15日(木)から20日(火)」の6日間。
18分の映画ですので、
1日に8回くらいの上映を予定しています。
具体的な上映開始時間など、
よりくわしいことは、また後日、発表します。
本当に「観てよかった」と思える映画ですし、
日本語字幕版を観られるチャンス自体、
たいへん貴重だと思うので、
ぜひ、みなさん、足をお運びくださいね。
映画の場面のシルクスクリーンプリントや
トートバッグ、ポストカードなど、
『ダム・キーパー』のグッズを販売する
ちいさなお店もオープンしますよ。
で。
本日の「本題」は、ここからです。(遅い!)
上映期間中、
ちょうど堤さんがご帰国されているので
(拠点はアメリカなのです)
トークショーを1回と、ワークショップ1回、
やってくださることになりました。
それぞれの内容や日時など、
詳細は以下となります。
どうぞ、どしどし、ご応募ください。
(参加費はともに無料です)
おそらくそうなると思いますが、
応募者多数の場合は、抽選となります。
その点、ご了承くださいませ。