2006年06
現在、横型のプランターで、今年の4/16に
二十日大根とプチトマトを種まきし、
苗の状態から、トマトとキュウリを鉢に植えて、
育てていますが、最近の天候の悪さからか、
全ての種類の成長が遅いようです、
「成長が悪い」というのは、
最近の天候もあるとは思いますが、
実際の畑の土と違い、プランター等では限界があるのか、
その改良策(液肥の濃度をあげるなど)があったら、
教えてください。(日向土を使用しています)
また、トマトは苗の購入時に3つほど花が咲いていたのに、
花の根元から取れてしまったのですが、
何故なのでしょうか?
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諏訪さん やっぱり最大の原因は、
今年の天候があげられますが
あとは、根をどのくらい切ったか、
ということもチェックポイントです。
DVDの中では標準的なものとして
「半分くらい切って」
というように紹介していますが
今年のようにあまりにも
天候が悪かった場合や
買ってきた苗の根の成長が悪くて、
あまり根が巻いていない状態で
根を半分くらい切っちゃったりすると、
どうしても最初のダメージが強いので、
それが原因で生育に、
遅れが出てしまうときがあります。

理想は、苗をポットから抜いたときに、
とぐろを巻いているというか、
ポットの中に根がいっぱい広がって、
さらに伸びようとして、
少し根が外に巻いてしまったような状態。
そのような苗であれば
半分くらい切っても問題ありませんが
まだ根が巻いていないようなときには、
3分の1とか4分の1くらい、
根の先を切るぐらいの程度に
とどめておくといいです。

それと、日向土を使って、
トマト、キュウリを植える場合、
どうしても1週間に1回の液肥では
少ないかもしれないので、
もし成長の具合が悪いなと思ったり、
とくに葉の色が、
ちょっと平均よりも薄いんじゃないか、
ちょっと黄色っぽいんじゃないかな、
と思えたときは、
あげる回数を、
3日から4日に1度にしてください。
土が湿っていてもかまいません。
とにかく肥料をあげる間隔を倍にする
ということが一番いいかもしれないですね。
濃度は500倍程度が限度ですから、
濃度ではなくて
頻度を上げてください。
それである程度、成長がよくなってきたら、
また1週間に1回に戻すか、
もしくは、濃度を1000倍に薄めて
3、4日に1度あげるといいと思います。

「花が根元から取れてしまった」
というのは、
温度の問題だと思います。
買ってきたトマトの苗は、
温室、暖房育ちなんです。
突然、地面に出すと寒いので、
その影響が出ちゃうんですね。
ですから植えたときにはできるだけ
ホットキャップや行灯などで
保温してあげること。
そのことによって
花落ちが防げる率はだいぶ高まります。

 
© HOBONIKKAN ITOI SHINBUN