子どもにとって、もっとも大切な時期は
「胎児期、乳児期」だと吉本さんは言います。
次に重要なのは、性的な兆候が出てくる「思春期」。
その「大切な時期」を終えてしまっていたら
もう手遅れなのでしょうか。
吉本さんは、三島由紀夫や太宰治、
ルソーを例に説明します。

「自分で克服しようと
 努力するよりありません。
 自分を超えていこうと
 することで、
 人は大きな仕事をすることだって
 あるのです」

家族に問題が起こることがあっても、
それには、いくつもの層があります。
家族内で起こるさまざまなできごとを
画一的にとらえるのではなく、
その問題がいったいどの層に属すのかを
見極めて対応していくことが重要です。

子どもを愛せない、邪魔だと思う、そういうときに
どうすればいいのか、
自分の子育てに点数をつけるとしたら‥‥など、
親の側にも参考になる内容が入っています。

「子ども」をテーマにしたこれらの講演には、
内容が重なっているものもあります。
興味がわくタイトルの講演からお聞きください。