幻想としての国家

  • 時間

    105
  • 音質

    学園祭の講演であるため、
    他の催事の音が混じることもあり
    聞き取りづらい部分がある。
    途中、若干音声が遠のくのは、
    黒板を使用しているため。

  • 講演日:1967年11月26日
    主催:関西大学千里祭
    場所:関西大学
    収載書誌:中公文庫『語りの海1 幻想としての国家』(1995年)、徳間書店『情況への発言』(1968年)




幻想としての国家というのは何かといいますと、
国家の本質ということを意味しています。
もちろん国家には、幻想としての国家というものが、
たとえば法なら法というものによって維持されていくという
法機関、法権力機関というものはあるわけですけれども、
機関としての国家ではなく、
幻想としての国家ということで何を意味するかということ、
国家の本質ということのお話をしていきたいと思います。