6月の終わりに葉山へ行ってきました。
その折り葉山の古材屋さん「桜花園」に寄ってきました。
古い床材を探すためです。
床の材質は部屋の質を大きく決定するので
無垢板を使いたいと思います。
しかも真新しいものより、できれば古いものを。
壁は真新しいのは気持ちがいいのですが、
床は時間を経て、使い込まれたものの方が落ち着くし、
部屋の雰囲気も随分違う。
そう思っていたので今度お願いする工務店にも
古材でと探して貰っていたのですが、
松本ではなかなか見つからないようでした。
だから葉山へ行った時、
知人がいい古材屋さんがあるよ、
というので立ち寄ってみたのです。
でも僕は丸太や製材した板はよく知っていても、
古材屋さんへはあまり行かないものだから、
見てもただ薄汚い板が並んでいる、という感じばかりで、
うまく見つけられなかった。
それでも店をブラブラし、
店の人に話を聞いたりしているうちに
次第に目も慣れてきました。
「古い学校の廊下や体育館で使っていた
床材はないですか」
「古い船の甲板の材は」
店内は松や杉の板が多く、堅木のものは少なかった。
日本家屋が多いだろうから、
針葉樹の方がたくさんあるのはよくわかる。
お店のKさんにこちらの希望をお話しし、
少し探していただくことにした。
そして後日、栗である程度纏まった板材がありました、
との連絡をいただいたのです。
厚みはまちまちらしいが巾が15~30cmあり、
長さも180cm程あるということでした。
ただ、板はまっすぐではなく
かなり曲がっているというので、
念のため画像で確認したいのだけれど、とお願いすると、
すぐに送ってくれました。
曲がりがあるが元々同じところの床に
張ってあったものだから、
曲ったなりに隙間がないように繋がっているので
何とかなりそうだ。
それで「お願いします」と頼むことにしました。
それが今日届きました。
「栗材の板が纏まって入荷する事はまずないので、
とてもラッキーな事だと思います。」と、
すぐ後にメールをいただきました。 |