三谷龍二さんは、
桜、栗、楢、胡桃、楡などの素材から
オイルフィニッシュや、漆で仕上げた
日常づかいの木の器、雑器をつくる、
木工デザイナーです。
手しごとのあとがのこる、あたたかく、
使い勝手のよい作品はとても人気があって、
不定期で開催されている全国各地での個展では
初日にオープンを待つ行列ができるほどです。
三谷さんは1952年、福井市生まれ。
1981年、松本市に個人工房persona studio
(ペルソナスタジオ)を開設、
1983年より桜を使った木の器をつくりはじめます。
1985年には「クラフトフェアまつもと」の発足に参加。
このフェアはいまも毎年数万人を集める
松本を、そして日本のクラフトの世界を代表する
大きなイベントとなっています。
そしてこの年には、立体を、1988年からは絵画の
制作もはじめました。
1995年、ブローチをやめ生活雑貨と器に専念。
1998年には神代楡、チークなど、
桜以外の樹種を増やしました。
2005年には『素と形』展の企画に参加、
初の著書となる『木の匙』を刊行。
文筆活動はいまもつづき、
『僕の生活散歩』『遠くの町と手としごと』などの
著作をもっています。
三谷龍二さんのHPは、こちらです。 |