ほぼ日テレビガイド with 『TVウォッチャーの逆襲』

春のドラマを振り返ろう。
せっかく女子部がお相手しているのですから、
いつも男子部がほとんど話さない
ドラマの話なんかしてみませんか?
賛成! ドラマ!
この春のドラマは、
なにを観てましたか?
ええと、『ライアーゲーム』とか。
戸田恵梨香、松田翔太
という組み合わせですね。
評判でしたね、『ライアーゲーム』。
あやちゃん、観てないの?
いえいえ、もちろん観ましたよ!
まず初回を観て、「おもしろい!」と思って、
2回目を観て、「おや?」って思って、
3回目を観て、「あれ?」ってなって、
そのまま6回目まで観て、
「もういいかな」と思って
やめちゃったんですけど。
やめちゃってるじゃないか。
やめちゃってるじゃないですか。
でも、そのあと総集編を観たら、
最終的にはおもしろかったです!
なんなんだ。
ほかは、なにを?
月曜日は見てなくて、
火曜日は『花嫁のパパ』かな。
『プロポーズ大作戦』は1回目だけ観てやめて、
で、火曜日の10時が
『セクシーボイス・アンド・ロボ』です!
続きまして、水曜日の10時は
『バンビーノ』になりまして‥‥。
待て待て待て待て!
あややの観たドラマを全部挙げてどうする!
このコーナーの主役をどなたと心得るか!
ははーーーー。
モギさんはほんとうに
言動がチョンマゲ風ですね。
さ、荒井殿!
ドラマの話をなされますられいよ。
ぜんぜん言えてないじゃないですか。
じゃあ、あやさんの続きで木曜日。
『わたしたちの教科書』。
あああああ〜、観てませんでした。
拙者も! 不覚!
ああ、それはもったいないですね。
すっごく、よかったですよ。
前クールではナンバーワンでしたね、
個人的には。
がーーーーん! そうかー。
なんか、重そうって思っちゃったんですよね〜。
ま、ヘビィですね、
テーマがいじめですからね。
ちなみに誰が出てましたっけ?
菅野美穂さんが主演。
あと、いま旬の、志田未来ちゃん。
でも、志田未来ちゃんは、
2回か3回しか出てないですよね?
ええ、出番自体は少なかったです。
観てないわりによくご存じですね。
観ようかどうしようか悩んだんです。
たしかに、3〜4回目くらいにちょっと
どこ行っちゃうのかな、
という感じになったんですが、
後半、ぐーんとおもしろくなって。
ああ、くやしい!
DVD待ち、決定!
『わたしたちの教科書』って、
木曜日の10時ですよね?
その時間って、前のクールでも
なんか評判のよいドラマをやってましたよね?
『拝啓父上様』ですね。
あれは、よかったですね!
観てました、観てました!
あのドラマ、びっくりするぐらい
キレイに収まってましたよね!
収まる?
ほら、ドラマって、回が進むうちに、
なんか強引に持ってったりするじゃないですか。
ああ、そうですね。
「無理矢理まとめました」という感じで。
そうです、そうです。
でも、『拝啓父上様』は、
それがあんまりなかったというか。
全体を通して、すっと自然に
観れた感じがしました。
うん、うん。
で、金曜日は、
『帰ってきた時効警察』ですね!
『時効』だよねー。
テレ朝って、あそこの枠、いいですよねー。
はいはいはい。
バラエティもそうですけど、11時台が
いいんですよ、テレ朝はね。
最近、その時間帯にドラマやってますよね。
昔はあんまりなかったような。
テレ朝が開拓したことによって
遅い時間帯でも、おもしろければ
ドラマを観る人は多いぞっていうことが
わかったんでしょうね。
フジテレビの『ライアーゲーム』も
あの時間帯でしたし。
そして土曜日は『喰いタン』!
探偵ものなのに、謎解きの要素が
ほとんどないという不思議なドラマでしたが、
おもしろかったです!
なるほど‥‥って!
また、あやちゃんのドラマ話になってる!
す、すいません!
まあ、まあ、いいじゃないですか。
僕はすごく楽しいですよ。
荒井先生の個人的な趣味などは
下のコラムをご覧くださいませ!
  (続きますよー)





その3
好きなドラマ5本!

ロングバケーション



“瀬名と南”です。ララララブソングです。
まさに王道の月9ですね。こういう題材で、
これを超えるものは
そう簡単に出てこないような気がします。
恋愛的な側面もいいですが、
ピアノにかける情熱みたいな、
浪花節的なところにグッときます。

高校教師



主題歌を始め、全体の雰囲気がいいですよね。
桜井幸子さんの女子高生役が初々しかったです。
おそらく、女子校の教師になるとあんなことが!
と妄想した男がいっぱいいたであろう。
エンディングは、『あしたのジョー』
みたいだったなあ。

結婚できない男



コメディーの面白さと、
ホロッと泣かせるような部分のバランスがよかった。
となりの飼い犬、ケン(パグだったかな?)は
助演男優賞ものでしたね。
しかし、阿部さんのセリフは
なぜあんなにおかしいんだろう。
「金田、更新したぞ!」
みたいな普通のセリフなんですけどね。
実際、金田のホームページが
ウェブ上に作ってあったりして、
スタッフの遊び心が伝わってきた作品。

すいか



なんとなく、夏のせつなさのようなものが
漂っていていいですね。
なにげない日常のなかに、
いいセリフがちりばめてある。
同じ脚本家による、“野ブタ”にも、
同様のテイストが感じられますね。
派手な展開はないですが、
ジワジワとしみるドラマです。

愛なんていらねぇよ、夏



雰囲気のある洋館、町、駅。
広末さんも渡部さんもいいですね。
渡部さんの個性的な演技が印象的。
「アコー、お兄ちゃんだよー」。
テーマソングもよかったなあ、と。
堤幸彦作品ですね。



選んでみると、
5本というのはなかなか難しかったりします。
“北の国から”、“古畑”、“トリック”なども
はずせないんですが、
あまりにもベタになりそうなので一応、控えました。
ドラマ好きな人は、自分なりの5本を選んでみると
意外に面白いと思いますよ。


2007-07-23-MON



(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN