明日に向かって捨てろ!!
〜ボーズの脱アーカイブ宣言〜

第3回 謎のゲーム箱と本棚

── 引っ越しのたびに迷って、捨てられなくて、
そのままになってるものない?
ボーズ あるある。箱から出しもしないんだよね。
箱のまま、押入から押入へ、持ち歩いてる。
── そういうのからどうにかしようよ。
ボーズ たとえば、この箱ね。
── わあ、ゲーム箱だ。
ボーズ やばいでしょ、これ。

── 歴代ハードの名前がずらっと書かれてますけど。
ボーズ しかも、書き足されてるんだよね。
「GBカメラプリンタ」とかが、微妙に(笑)。
ファミコンソフト、メガドラソフトとあるから、
ま、軽く見積もっても、
この箱ができてから5年くらい経ってるね。
だから、まあ、いらないんだよねえ。
何が入ってるのか、憶えてもねぇし。
── 先に註釈しておくと、愛は別ですよね。
ソフトやハードへの愛は。
ボーズ そうそう。愛はあるんだよ。
でも、取っとくかどうかは別の話。
ちょっと開けてみようか。
ジャジャーン。
── やあ、懐かしいものが、ぞろぞろと。
ボーズ なんかゲームってさ、持っておくことが
なんとなくネタになったりするじゃないですか。
ほら、『AKIRA』、とか(笑)。
── なるほどね(笑)。
ボーズ そういうこと考えちゃうのが
女々しいんだよなあ。
ネタになんて、たいしてなりゃしないんだよ。
だからもう、捨ててしまっていいんだけど。
ええと、これは、なに?
ここから1本捨てればいいのかな?
── 1本じゃ企画になんないでしょう。
ボーズ あ、やっぱ、そう(笑)?
── ソフトの1本くらい、
てめえで勝手に捨てろよっていうことに。
ボーズ なるよねえ。どうすればいいんだろうね。
何をどう捨てればいいのか。
── やっぱさあ、1箱じゃないの?
ボーズ ええっ、これ、丸ごと!?
── 丸ごとは無理?
ボーズ 丸ごと、きついなー(笑)。
── きついよねえ。
ダメだ、俺、担当者失格かも(笑)。
ボーズ とりあえず、この箱を捨てるのはまだ早い。
── あのさ、もっといらないのないの?
ボーズ いやー、わかんない。ちょっと待ってよ。
── あっちの本棚いってみましょうか。
ボーズ 本とかはねー、
何をどうしたらいいのかわからないんだよな。
── ‥‥『度忘れ片仮名辞典』とか、いる?
ボーズ いらないよね(笑)。
── だいたい、なんでこんなに
辞書がいっぱいあんの?
ボーズ いつか困ったときにとか思うんだけど。
── にしても、こんなにたくさんいらない。
またゲームの攻略本がたくさんあるなあ。
ボーズ ね。あ、攻略本の、古いのを捨てていくとかね。
『ドラクエ』とか、さすがにいらないでしょ。
── いや、『ドラクエ』は捨てらんないでしょ。
あ、俺、担当者として、不適格だわ。
ボーズ だって、もう、これとかもすごい古いよ。
当時のファミコン版の攻略本。『ドラクエII』
── ああ、それは取っといてください。
あ、ダメだ、これじゃあ(笑)。
ボーズ 担当者がそれじゃダメだろー。
── いやあ、やっぱ捨てるの難しいっすね。
ボーズ 難しいんだよ。
── 難しいわあ。だって、全巻そろってる
『ブッダ』なんて、捨てられるわけないじゃん。
ボーズ そうなんだよ。
── だよねえ。
ボーズ うん。
── じゃあ、このへんはキープ。
ボーズ キープ!
── 大丈夫か、このコーナー。
ボーズ よし、本気で何か捨てよう。
(次回、いよいよ、捨て始める!)

2003-09-29-MON

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