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「こいつら、こんなに本気になっちゃって、
失敗したらどうするんだろう?」
みたいな、まるで、
楽屋裏に来て「心配なんだよね」って
言ってもらえるような・・・。
そんな風に、ぼくらのわけのわからない本気を
見てもらえる方向に話が進むと、
いいんじゃないかなぁと思っています。
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営業 |
はい。そのために
「ほぼ日ブックスのご案内」も
力を入れて、作ったんですもんね。
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糸井 |
そうなんです。
なんで100ページのものを
無料で配りまくってんのよ?って、
思うじゃないですか。
それに、今回、過剰に労力をかけていくのが
ひとつひとつのイベントを生む方法ですから、
細かい戦略とかに関しては失敗も出るだろうし
無反応だったなぁっていうイベントも
あるかもしれないでしょうけれども、
お金がかかりすぎてクビがまわらない、
っていうことにはならないですよね。
労力がムダになる「ムダ撃ち」なら、
たくさんしていきたいじゃないですか。
・・・まぁ、関わっているひとりひとりの
デートやら子どもの運動会やらが、
つぶれていくっていう犠牲は払うんですけど(笑)。
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編集 |
すでに、デートに関しては、
こりゃもう・・・そうとうつぶれてます(笑)。
でも、いまはこっちの仕事をやりたいですよね。
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糸井 |
嬉しいこと言うねぇ、あんた。
・・・でも、無理すんなよ(笑)。
まあ、そういう犠牲も、
動機さえおもしろければ払えるわけで、
このほぼ日ブックスがつまんなかったら、
ムダな徒労に終わるってことじゃないですか。
ほぼ日ブックスに関わっている時間が
実験的でおもしろい、っていうような、
そんな祭りのような感じに、この創刊に対して
みんなが思ってくれるんなら、きっと
ひとりひとりの力はどんどん発揮されるだろうし、
それが集まったら、とんでもない動きに
なっていくんじゃないかなぁと思いました。
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営業 |
その感じは、とてもよくわかるなぁ。
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