ポケットに『MOTHER』。
〜『MOTHER1+2』プレイ日記〜

8月13日 進むべきか、戻るべきか


ある程度の自由度はあるものの、
ロールプレイングゲームにはたいてい
進むべき順番というものがあって、
オーソドックスを好む僕としては
その順番どおりにゲームを進めていきたいと思っている。

『MOTHER2』にもやはりそういった順番があって、
できるだけ僕はそれに沿うようにゲームを進めている。
「こっちとこっちのどちらを先にやってもいいですよ」
というような場面があったとしても、
「どちらかといえばこっちを先にやるべきだろう」
というふうに、
決められた順番を考えながらプレイしている。
堅苦しい意味ではなく、そのほうが自分で楽なのだ。

それで、たぶん僕は『MOTHER2』を
順番どおりに進めてきたという自負がある。
少なくともこれまでのところは。

ところが、ついにその順番を違えたようである。
なんとなくそんな気はしたけれど、
どうやら順路が前後したようである。

具体的にどこでそれに気づいたか説明すると、
僕はゲームのなかで、あるものを集めていた。
それは全部で8個あり、それぞれになんとなく順番がある。
僕はそれの1番目と2番目を持っていた。
そして、新しく手に入れたものを確認してみると
それは4番目のものだったのだ。

どうやら3番目を取り逃している。

もちろん、それによってゲームの進行が
にっちもさっちも行かなくなるということはないだろう。
『MOTHER2』は
そういった破綻を抱えるゲームではないはずだ。
たぶん、あとからそっちへ行っても辻褄は合う。

けれど、ちょっと気持ち悪い。
いまいるルートをどんどん進めてもいいのだけれど、
戻るべき場所が特定できるなら戻って
やり逃したことを先にこなしてしまいたいとも思う。
オーソドックスを愛する僕としては
思案のしどころである。

あ、先に書いておきますけど、
「3番目のそれはあそこにありますよ!」とかいう
メールをどうぞ送らないでくださいね。
いや、メールはいちいち大歓迎なんですけど、
その、先のことは知りたくないのです。

行くべきか、戻るべきか、悩みながら僕は
バート・バカラック風の音楽が流れる浜辺にいる。
回復用のアイテムはあまり買わないのだけれど、
「避暑地のジェラート」というものが売っていて
あんまり美味しそうに思えたのでつい買ってしまった。

さて、どうしようかな?

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2003-08-14-THU


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