ご近所のOLさんは、 先端に腰掛けていた。 |
vol.42 ということになって まさに手の中のマルチメディアが実現 されていきます。 (この情報はこちらを参考にさせていただきました) ところで、vol.40で北欧ITの話をしたのですが それがきっかけで、ある北欧大企業の 工業デザイナーさん(エドくんと呼びますね) とつながるというラッキーに出会いました。 メールでこれからのコミュニケーションツール についてあれこれ話しましょうよ、とお願いして 楽しい未来の携帯端末の話を届けてもらっています。 エドくんの話の中から これから出現するであろう SIMカードのことを紹介します。 以前はUIMカードと呼ばれていたものです。 これは欧州のGSMネットワークでのサービスで 日本ではまだ無い物でGSMにはあるもの、 そして3Gで標準化されるものに、 SIMカードがあります。 これは電話機のアイデンティティーに あたるもので、自分の電話番号、メールボックス、 電話帳が記録されいます。 ですから古い電話機を親にあげて、 自分が新しいものを買ったときなんかにも、 これを電話機間で移動する事でスムースに 移行ができるんです。 いいですねー。 ということは、つまり、電話機を替えるたびに メモリーを入れ直さなくてもいいし、 今までのメールの記憶も消されずに もっていけるんですね。 便利ですね。 しかも同じ電話番号でも2つ以上のカードを 持つ事ができるので、たとえば機能満載の PDA型携帯電話と自動車電話と シンプルでおしゃれな、遊びに行くとき用の 携帯電話を交代させながら使う事ができます。 すべての電話番号はいっしょなので、 ある電話の電源を切って、 別のに電源を入れれば その電話に電話はかかってくる事になります。 これって結構便利そうですよね。 いやぁ、すごく便利そうです。 デートの電話機、仕事の電話機と 持ち替えちゃうのもおしゃれですね。 しかも、そのカードだけを持って海外に行っても 現地の同じ規格のネットワークの電話機なら 同じ環境の電話機、つまり、アドレスや番号など がそっくり入っている いつもの環境の電話に早変わり。 すごく(→)ない(↑)? 私は、GPS(Global Positioning System)を 利用したサービスに期待しちゃいます。 カーナビと同様に、位置情報をGPS衛星に よってキャッチし、その場所で必要な情報、 例えば、近くのどこにお店があって 自分の欲しいものはそこにあるのか いわゆる在庫情報がわかったり、 データベースにある様々な情報を 位置に従って受け取ることができるように なるサービスがあるんです。 位置がわかれば、受け取る情報を的確に 絞っていくことができるから 正しい情報に近くなっていくわけです。 でも「今学校にいるよ〜」なんて、 親にウソ情報を流していた学生さんが、 しっかりGPSで、遊んでるのがバレちゃった〜 なんてことになっちゃうか…。 浮気とかも要注意ですね(笑)。 うーん。 こうやってみてくると 単に機器についていた「電話」という概念が どんどん変化を起こしていることが だんだん実感できてくる気がします。 未来のコミュニケーションはどうなって いくんでしょうね。 ある企業の「未来のコミュニケーション」と 題したプレゼンテーションで 公園のベンチに座った婦人の眼前に 急にモニタ画面が現れて、モニタに映った 海外の孫と楽しく会話するっていう シーンを見ました。 多分、周囲の人から見ると、角度によっては モニタ画面は見えてないんでしょうね。 で、婦人は独りで笑って話しているーという 感じなので、ちょっと不気味かもしれないと 思った…のです。 ま、考えてみれば 今の、歩きながらそこに居ない存在に向かって話す という携帯電話ですらも、ちょっと前までは、 「恥かしい」なんて思ってたんだから、 普及された暁には何もおかしくなく なるんでしょうね。 来年の今頃はきっと 「vol.42では『次世代携帯端末』なんて書いてたけどさー もう、電話機みたいな見える機器も持たなくて よくなりましたよね…ははは」 なんて、書いているかもしれません。 もしかすると、形のないコミュニケーションツールが 産まれていて、もちろんケーブルも無くて、 データだけが耳の中に静かに転送されているとか…。 えっと、来年はまたいろんな動きがありますので いろいろご紹介したいと思います。例えば、 LinuxのgNくんのおともだちのシンジさんから シリコンバレーの様子をレポートしてもらったり、 まーしゃの超協力者である、スルドビッチ博士の 「コンピュータ音楽の研究」を根掘り葉掘り 聞いてみたり、これはドラムのリズムにからめた 興味深い話になりそうです。 他にもおもしろい話がデスクの上に 山積みになったまま…です。 賞味期限が過ぎないうちに… と思っていても、動きが早いので 追いつきません。 でも、なんとか取って出していきたいと思いまーす。 では、新しい年、新しい世紀に、 もっともっと社会の本質的な変革を ひっぱったり、後押しする ファンキーでロックなテクノロジーに期待して、 初日の出を拝もうと思います。 来年もご近所からお届けしまーす。 どうぞ、よろしく。 marsha |
2000-12-31-SUN
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