シェフ |
そして、翌週は省吾くんが。
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しょうご |
はいはい。
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シェフ |
「ブルースから遠く離れて」。
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しょうご |
まあ、タイトルは
「ブルースから遠く離れて」ですけど、
僕の場合は田舎で
ブルースバンドをやってて。
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シェフ |
佐世保で。
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しょうご |
ええ、佐世保で。
で、東京に出てきまして。
まあ、なんだかんだ何もしないうちに、
ブルースミュージシャンを
目指してたはずなのに。
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シェフ |
ふふふふ。
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しょうご |
なぜか。
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シェフ |
なぜか。
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しょうご |
ぬいぐるみの中に入って踊ってたり。
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シェフ |
踊ってたり。
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しょうご |
ワハハ本舗に入ってたりという
結果になってしまいました。
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のんちん |
はなからブルースから
離れてるんだよね、遠く(笑)。
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しょうご |
うん、だからはなっから
遠く離れてたじゃないかと。
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シェフ |
近いと思ってたのは間違いだったと。
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しょうご |
あれれれ? っていう。
僕の中で、
「ブルース、ブルース」って
言ってることは、喰さんの中では
ちょっと変なふうに浄化されて、
青江三奈なの。
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シェフ |
あはははは。
なんとか町ブルースみたいな。
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しょうご |
そうそう。
ブランデーグラス揺らしてる
みたいなブルース。
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シェフ |
間違ってる!
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しょうご |
そこを僕の中で、どう清算するかと。
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のんちん |
清算?
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シェフ |
清算も何も!
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しょうご |
だから、初めから
遠かったじゃないかってことは
置いといて(笑)。
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たまちゃん |
ブルースを切り離して、
みたいな(笑)。
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しょうご |
初めっから、
切り離すも何もないんだから、
っていうところから。
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たまちゃん |
関係なかったと。
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しょうご |
ゼロからのスタートなんですよ(笑)。
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シェフ |
で、何すんの(笑)?
ブルースやるの?
もう、心配で心配で。
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しょうご |
僕の中では、ブルースって
いろいろありますから。
コテコテの3コードの
ブルースもあれば、
さっき言った日本人の解釈の
演歌ブルースみたいなのもあるし。
そういうものをいろんな形で
やろうと思ってます。
知り合いのミュージシャンと、
バンドを組んで、一緒に。
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シェフ |
あ、バンドでやるんだ?
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しょうご |
うん。で、今ちょっと交渉中なのが、
クレイジーケンバンドの
ホーンセクションの人たちが
来てくれる可能性が。
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シェフ |
可能性?
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しょうご |
可能性が、という。
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シェフ |
じゃあみんな、期待は‥‥(笑)。
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しょうご |
期待しないでください!
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たまちゃん |
このヤロー、幕あいたら、
ワハハの若手だったり
するんだろうなあ(笑)。
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のんちん |
もしクレイジーケンバンドの
ホーンセクションが来てくれたら
音に負けるぞ、お前!
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たまちゃん |
ほんとに。
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しょうご |
それがダメだったら、
のんちんのカズーって手もありますね。
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シェフ |
あ、のんちんのカズー。
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のんちん |
口(くち)ラッパってやつですね。
あと俺はブルースハープがあるからね。
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シェフ |
たまちゃん呼ばれてないね。
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たまちゃん |
俺は呼ばれてないの?
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しょうご |
いやいや、もちろんメンバーの方も。
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シェフ |
方も(笑)。
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たまちゃん |
ちょっと距離を置いてるなあ、お前。
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のんちん |
遠い言い方だなあ。
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しょうご |
「ちょっと離れて」、
手伝わせてあげようかと。
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シェフ |
で、ブルースをやるってことですね。
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のんちん |
あのね、そう言ってますけどね、
さほどブルースを知らないんですよ、
この人(笑)。
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しょうご |
しっ、しーっ!!
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シェフ |
ええっ?
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のんちん |
あんまりレコード
持ってないですからね、ブルース。
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シェフ |
世評的には、省吾くんは
ほんとにコテコテの
ブルース好きだってことになってますよ。
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のんちん |
それはやっぱ、見た目でしょう。
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しょうご |
みなさんイメージに
だまされちゃダメだなあ。
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シェフ |
ええー? あれー?
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しょうご |
そういうことを、
僕は訂正したいなあと。
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たまちゃん |
ブルースのCDなんかさ、
駅前のワゴンで売ってるような(笑)。
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しょうご |
ベスト盤ばっかしですからね。
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シェフ |
チラシさあ、おれ、がんばって、
めちゃくちゃ
ブルージーなの作ったのに(笑)。
デザイナーでもないのに
ワハハから頼まれて(泣)。
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のんちん |
でもまあ、そういうもんなんですよね、
イメージの一人歩きっていうのは。
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シェフ |
あらまあ。
どうですか。省吾くんは魚座ですから、
気取り屋さんですからね。
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しょうご |
ロマンチストですからね。
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シェフ |
一人でやらせると、
どういうことになるか分かりませんよ?
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のんちん |
だから、MCが楽しみでもあり、
不安でもありますね、リーダーとしては。
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シェフ |
気取るのか、すべるのか(笑)。
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のんちん |
そうなんですよ。これだけ芸達者なのに、
一人でやる場の省吾って、
ほとんど失敗してるから(笑)。
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しょうご |
「あれー?」みたいな感じですよ。
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シェフ |
あちゃー(笑)。
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しょうご |
だから、タマとかに聞くんですよ。
「どうしよう、どうしたらいいかなあ」
「じゃあ、お前、この曲やった方がいいよ」
とかって、全然俺に合わない曲を
出してきたりして。
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たまちゃん |
ジョージ・マイケルのフェイス。
おもしろいじゃん。
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のんちん |
省吾はあんまり
はじけられない人じゃないですか。
シャイだったりするから。
だからもうはなっから、
無理に「ヘイ!」なんて
やったら変だから、
やめた方がいいよって言ったら、
「いや、俺今日はやってみる」って。
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しょうご |
タマに乗せられて。
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たまちゃん |
「大丈夫だよ、省吾。
フェイス、かっこいいよ、
省吾がやったらウケるよ」。
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しょうご |
ほんとにだまされてますから(笑)。
俺、だってさあ、ほんとに、
はっちゃけられるわけないんだもん。
冷静に考えると。
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シェフ |
ポカスカジャンの中では
あんだけはじけてるのにねえ。
役割としてね。
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のんちん |
そうなんですよねえ。
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シェフ |
不思議なもんだねえ。
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のんちん |
ネタの中ではじける人なんですよ、
この人はね。
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シェフ |
そういうことですよね。
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しょうご |
決まりごとがあると、僕は大丈夫。
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たまちゃん |
ファンタジーの人なんだよね。
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のんちん |
役者タイプっていうのか。
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シェフ |
役者タイプですよね。
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のんちん |
演じる場になったらやる人なんだよ。
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シェフ |
そういうことも理解した上で、
ソロライブを見ていただきたいと。
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のんちん |
しゃべらない、とかね、この日は。
‥‥あ、ダメだ。
喰さん、この日は
しゃべんなきゃダメだって言ってたな。
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シェフ |
喰さんはちょっと意地悪に、
すべりまくってるのも
全部OKくらいに言うんじゃない?
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のんちん |
そうですねえ。
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しょうご |
いや、タケイさん、
このインタビュー、
すべる方向に行ってますよ(笑)。
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シェフ |
ありゃ?
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しょうご |
個人的見解がすごい入ってるよ、
タケイさんの。
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シェフ |
ていうかね、すごい不安なんですよ、
省吾くんをよく知ってるだけに。
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のんちん |
分かる。おれたちと同じ気持ちだ!
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たまちゃん |
そうだ!
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シェフ |
なーんかねえ。
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のんちん |
省吾ってこういうの歌いたいとか
一個も上がってきてないのに
いきなりホーン交渉しちゃうんだもん。
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たまちゃん |
こないだなんて、
「俺ストリングス入れたいんだけど」
って訳の分かんないこと
言ってましたからね。
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のんちん |
いつも外堀から行っちゃう。
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しょうご |
外堀ブルース。
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シェフ |
それいいかも?
でもなんでホーンや
ストリングスがいるの?
ギター1本でいいじゃない。
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しょうご |
とりあえず、人、いっぱいいた方が
寂しくないから‥‥。
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のんちん |
もうね、そこが省吾らしいんですよ。
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シェフ |
むちゃくちゃ省吾らしいですね。
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しょうご |
だから、最終的に言えることは、
何も決まってません!
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シェフ |
まあ、2カ月あるから
大丈夫ですよ。
厳しいこと言っちゃってごめんなさい。
同じ魚座なんで。
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のんちん |
あ、同じ魚座なんですか。
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シェフ |
誕生日一日ちがいですから。
めちゃくちゃ心配なんですよ、実は。
こういう時にこうなるって
わかるだけに。
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たまちゃん |
いや、でも省吾はね、
そうやってみんなに心配してもらって、
それでこう神輿に乗ったら
爆発しますからね。
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シェフ |
そうですよね。
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のんちん |
そう。そこの境目が大事。
乗らないと。
乗った時は行くんですよ。
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シェフ |
いわゆる「省吾ファン」への
サービスってないの?
脱いじゃえばいいじゃん。
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のんちん |
別でそういうライブを省吾はやろうと
してるんだよね。
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シェフ |
あ、やるんですか。
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のんちん |
ちょっと喰さんと話してて。
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たまちゃん |
そうそう。
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シェフ |
あ、ほんと。
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しょうご |
僕それ全然話絡んでないんすけど?
外堀が勝手に埋まってる!
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のんちん |
これが終わったら、
省吾は男だけの裸のライブをね、
やったらいいんだよ。
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シェフ |
でも今回はそこはちょっと、
遠ざけて(笑)?
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のんちん |
でも最悪、ネタが作れなかったりしたら
今回もやっぱりそっちに。
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しょうご |
まあ、脱ぐしかないでしょ。
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シェフ |
脱ぐしかないのかもなあ‥‥。
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のんちん |
うん。
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シェフ |
愛を持って見てくれる人に
サービスするみたいなところに
行くんですかね。
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のんちん |
うん。
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しょうご |
俺、何かほんとに
落ち込んできちゃった。
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シェフ |
やめましょうね、それじゃあね。
いや、ほんとは期待してますから。
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のんちん |
脱げば何とかなるって
アイドルみたいでいいよね。
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たまちゃん |
いいよなあ。うらやましいよ。
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のんちん |
俺ら、ライブの最後に脱いだって
どうしようもない。
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たまちゃん |
許してもらえないよ。
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しょうご |
それってしょうもない
アイドルじゃないか。
脱ぐしかないって(笑)。
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たまちゃん |
いや、いいじゃないの。
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シェフ |
いいじゃないですか。
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たまちゃん |
脱ぎどころを逃しちゃうよ、
そんなことしてると。
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シェフ |
ほんとだよね。
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しょうご |
いやいや、最終的に
脱ぐって決められてるけど、俺。
いいのかなあ。
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