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ほぼ日創刊5周年のいろいろな動き。
やや大人っぽく、
どんどん行くのさ!
「ほぼ日・大アンケート祭り」
集計部より

実験中の「デリバリー版」より。


こんにちは! 「ほぼ日」スタッフの木村俊介です。
はじめましての人は、はじめまして。
ふだんは、対談やメルマガを作ったりしています。

(※「ほぼ日デリバリー版」を知らない方のために、
  ちょっとだけ、注釈を入れさせていただきます。
  「ほぼ日デリバリー版」とは、けっこうたのしい
  「ほぼ日」発の無料配信メルマガのことなんですよ)


・・・最初からちょっと話が逸れるようですが、
このところ、日本でも話題になりかけてる
『環境危機をあおってはいけない』
(ビョルン・ロンボルグ著/山形浩生訳/2003年6月30日刊)
という本は、環境に関するさまざまなデータを、
どう判断すべきかについての丁寧な考察が載っていて、
とってもおもしろかったんです。

同じ統計データを使っていても、
いかに問題のすりかえが発生するか?
そしてそもそも、統計データ自体はただしいのか?

根本的なところから、統計資料を見つめ、
現実に起きていることを理解しようとする。
世界中で批判も浴びている本なのだろうけれども、
すごい問題意識を持つ力作だなぁ、と
興奮しながら読んでいたんです。

「もし世界の本当の状態を理解したいなら、
 大事なことに専念して、
 しかも思いこみではなく現実を見る必要がある。
 この二つの要件を見てやろう。まずは大事なことから。
 世界の状態を評価しようと思ったら、
 それは比較によるしかない。
 伝説によれば、だれかが『人生はつらいよ』と言ったら、
 ヴォルテールは『何にくらべて?』と返したとか。
 基本的に、何を比較対象にするかが問題になる。
 ぼくはそれが、
 『以前はどうだったか』であるべきだと論じる。
 こうした比較は、ぼくたちの進歩を示してくれる
 ----ぼくたちは以前よりもよくなったか悪くなったか?
 これはつまり、
 トレンドを見てやるべきだ、ということだ」
 (前述の『環境危機をあおってはいけない』より)


「ほぼ日アンケート集計部」は、
みなさんからおよせいただいたいろいろな声を
一同に集めて、そこから今後の方針を出そうとしてます。
その、「いろんなナマの声」に、せっかく接していても、
読みとる側の雑念があったり、
信念に近いほど強く持ってしまう事前予測があれば、
きっと、現実をみあやまってしまうことだと思います。

同じものごとに対して、正反対の意見が出ている。
正反対の意見の、どの要素を重視するか。
それだけでも、ある判断が必要になってきます。

さっき引用したところの話で言うところの、
「何の要素との比較」なのか、というだけでも、
ずいぶんいろんな受け取り方が出てくるんです。

「アンケート祭り・デリバリー版篇」でお聞きした内容は、
いつか聞いてみたいと思っていたものです。
そして、そこで得た驚きや納得や疑問などは、
とても大きいものでした。参考になりましたし、
ほんとに、真摯な意見も、たくさんちょうだいしました。

ただ、「ほぼ日デリバリー版」は、
2000年から、3年間つづいているメールマガジンです。
昨日配信したもので、517号を数えるにいたりました。
たくさんの方々に読んでいただいているものですから、
毎号、出したと同時に、感想の雨にさらされていまして。
つまり、毎号毎号、アンケートを
受けとっているようなものなんです。

・・・ですので、ちょっとここで、
「こういう結果が出たので、こうします!」
って内容は、お伝えしにくいところがあります。

1か月前のアンケート結果から得たヒントは、
ひとつやふたつではないので、
もうすでに、すこしずつ
ヒントを現実に試している最中でもあり、
しかもヒントから得た推測がまちがっていた、
と気づいた場合も、すでにあったぐらいなんです。
その期間に届いた新しい読者メールでわかることも
ずいぶん、たくさんありましたし。

結局、「今も毎回、試している最中!」なんです。

ひとつずつのアンケート結果を、違う角度で分析してみて、
違う角度でのデリバリー版を出したりしているので、
いまのところは、「試行錯誤中」っていうところです。

でも、ヒントは、とってもたくさんいただきました。
ここ数回でも「デリバリー版」は、すこし変わりましたが、
それは、みなさんのおかげなんです!と言いたくて、
今回、ぼくはこのページに、おじゃまさせてもらいました。
あらためて、ほんとうに、どうもありがとうございました!

なんか、小難しいことをいろいろ書きましたが、
今の「デリバリー版」のテーマは「ヘンなあだ名」・・・。
テーマ自体は、ずいぶん、のんびりしてるんです。
本文の最後に、オマケとして、そのテーマでの
いくつかのメールを、ご紹介いたしますね!

・僕の友達は高校時代に付いたあだ名が
 『ゾンビコアラ』でした。
 顔がパッと見コアラっぽいことと
 ある時期けがをして頭に包帯を巻いていたことから
 そんな名 前が付きました。
 でも、付いたあだ名もひどいもんですが、
 もっとひどいのは呼びづらいからといって
 略して『ゾ』って呼ばれていたことです。
 (たいたい)

・高校の社会の先生(男性)は
 通称「ふなみぎ」でした。
 その由来は、苗字の最初の文字「船」と
 先生の〇〇がいつも右側によっていた「右」
 をあわせたものです。
 女子高だったもので、けっこうエゲツないこと
 があだなになっていました。
 (ふち)

・わたくし(♂)の通った中学校での、
 ある友達の呼び名を紹介します。
 彼は、みんなから、
 「パンキー」
 と呼ばれていました。
 彼が小学生の時、海パンに着替えるとき、
 運悪く、回りのみんなから指摘されたそうです。
 「パンツ、黄色いぞ!」
 それ以来、彼のあだ名は
 「パン(ツ)きい(ろ)」
 (たか)


こんな感じで、気楽にやってますので、
まだ配信登録をしていない方は、ぜひこちらでどうぞ。
なんてったって、無料配信ですし!

次回は、また別の「ほぼ日」スタッフが登場します。

(つづきます!)

2003-07-04-FRI

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