man
ほぼ日創刊5周年のいろいろな動き。
やや大人っぽく、
どんどん行くのさ!
「ほぼ日・大アンケート祭り」
集計部より

少しづつ、
『読みやすい「ほぼ日」』に。



ほぼにちわ、ハリーです。

アンケート祭りのなかで、ぼくは第7回めのテーマ、
「ほぼ日」は読みやすいですか?
を担当させていただきました。
ほかのテーマにくらべて、質問が多かったにも関わらず、
たくさんの回答を寄せていただき、
どうもありがとうございました!

「ほぼ日」の紙面を、より見やすく、分かりやすく、
使いやすくしていくためのとっかかりとして、
あらかじめ“こんなことが分かればいいな”と
思っていたことが、いくつかありました。

1)みなさんが「ほぼ日」をご覧いただいている環境に、
  どれくらいのちがいや、バラつきがあるか。

2)みなさんが「ほぼ日」をご覧いただくうえで、
  ぼくらがまったく気づいていないことで
  困ったり、不具合を感じたりしていないか。

3)すでに自分たちで気になっていたところについて、
  みなさんがどう考えているか知りたい。

それぞれについて、アンケートの集計結果を
少しづつ報告させていただきますね。


1)「ほぼ日」を見ている
  環境のちがい


《質問》
いつものモニタ画面のサイズ(解像度)は?



ご存知のように、コンピュータの画面は、
ちっちゃな点(ドット)があつまってできていて、
それをつなげて、字や写真や絵をかたちづくっています。
たとえば1024×768だと、モニタ画面が、
横に1024ドット、縦に768ドットの点で
できているわけです。

A5サイズのノートパソコンだと、ふつうは640×480
「ほぼ日」は、それくらいの小さなモニタでも、
横方向にスクロールせずに見られるように、
ページの横幅を600ドット以下に
設定するようにしています。


1024×768のモニタ 640×480のモニタ

ただ、このことはページ・レイアウトするときの
表現の幅を狭くしてるところがあるんです。
このあとふれる、「縦に異様に長いページ」の
原因にもなっています。
このごろのホームページのほとんどは、
800×600以上のモニタに合わせてつくられているし、
もし、640×480の人がすっごく少なかったら、
“横幅は600ドット以下”というポリシーは、
そろそろやめにしてもいいかな?
というつもりで、この質問をさせていただいたのでした。

3%というのは・・・ うーん。
いざ結果として見ると、微妙ですねぇ。
少ないといえば少ないし、けっこういるといえばいるし。
質問しといてナンですが、
いまのところ、答えは出ていません。

ま、もし、ページの横幅を拡げることにした場合は、
「もうすぐひろげますよー」ということを、
必ずお知らせするようにしますね。

《質問》
インターネットへの接続方法は?



わぁ。ほとんど半分の人が、もうADSLなんですね。
なんだか感慨深いものがあります。
あるときを境に、「ほぼ日」には
「画像が重い!」というお叱りメールが、
ほとんど来なくなったんですけど、
この結果はその理由を物語っていますよね。

この1、2年くらいで「ほぼ日」紙面は、
たくさん画像を使ったりして、
デザイン的にかなりリッチになってきているんですけど、
ある程度までは、その方向で進めていいんだな
ということが分かって、ほっとしました。
もちろん、ムダははぶいて、なるべく軽く、
ということは変わらずです。



2)ぼくらが気づいていなかった
  不具合


訊いてみるもんです。
ぼくらは未体験で、まったく予想もしてなかった現象が、
3つも出てきました。

亡霊ウインドウ

「今日の女房・ダンナ」や「あきんどゴコロ」のような、
小さな別ウインドウで表示されるコンテンツで、
目次のリンクをクリックすると、
ひとつはふつうに、ちゃんと記事が掲載された
ウインドウが表示されるのに、
なぜか同時にもうひとつ、空白のウインドウが
表示されるというのです。
いやだなぁ、まるで亡霊みたいだな。

現在、原因を究明中です。
有力な情報がありましたら、ぜひお知らせください。


土日に文字化けする。

これも、別ウインドウで表示される
コンテンツに起こる現象とのことです。
土日だけ文字化けだなんて、
そんなことってあり得るのか!?
亡霊ウインドウといい、なんだか怖いです・・・。

いや、怖がっててもしょうがありませんが、
こちらもいまのところ、原因は謎です。
情報、お待ちしております。


左右のスペースがみょうに空いている。

左右のスペース?いったい何だろう?
最初はさっぱり分かりませんでした。
かなりたくさんの方からご指摘のあった現象なんです。
よくよく読んでみると、
どうやらこういう状況のことらしい。



ああ! ああ! なーるほど! そういうことか!
この現象は、とくにウインドウズを使っている人からの
指摘が多かったんですが、
ウインドウズをお使いの方は、画面いっぱいに
ウインドウを最大化している人が多いので、
こういうふうに左右があいて見える、と、
そういうわけなんじゃないかと思いました。

マックだと、そこそこ大きいモニタだと、
こんな感じでウインドウを表示することが多いので、
とくに気にならないんですが。



いずれにしても、
左右にスペースが空いて見える人が多いということは、
つまりは640×480よりずっと大きな解像度のモニタを
使っている人が多いということになります。



3)みんなは気になっているのかな?

《質問》
スクロールが多いことについて、
何か困ることはありますか?

はい。ええ。知ってます。わかってます。
確かに「ほぼ日」は縦に長いです。
スクロール多いです。
みなさんの多大なご不満、覚悟しております。



・・・あれ?
あんがいみなさん、気にしてないみたいですね。
うーん、そっかー。

 お弁当を食べながら見ている事が多いので、
 スクロールは結構大変。

 ずーっとマウスを押し続けているので、
 腕のスジがつっぱって痛くなります。


といううようなご意見もありつつ、

 目次だけ、見たいコンテンツを探して
 ウロウロしてしまうので、気になる。
 他のページのスクロールは確かに多いけど
 あまり気にならないです。


というのが、多くの方の感想のようです。
操作のためだけのスクロールはいやだけど、
文章の流れに沿って、自然に下へスクロールするぶんには、
慣れればそう気にならないということですね。

なるほどなるほど。
これは、今後の「ほぼ日」紙面のつくり方の
大きなヒントだと思いましたよ!


《質問》
はじめて「ほぼ日」を見たとき、
どういうことをやってるサイトか、
どういう内容があるサイトか、
すぐ分かりましたか?



「はい」の方が43%しかいないというのは、
はじめての人にとって「ほぼ日」は、
けっこう分かりにくいサイトと言えるかも知れません。

その分からなさの感じは、いただいたこのメールに
集約されていると思いました。

 「ほぼ日」は、始めて訪れた人に、
 親切にできていると思いますか?
 という問いがありましたが、
 自分は「いいえ」にチェックをしました。

 例えば、今日のほぼ日のホーム。
 いきなりサイトの一番上に猿のような生き物
 「あと4日」の文字。
 僕が始めてこれを見たら、これだけで???です。
 そして少し下に行くと、「今日のダーリン」
 ダーリンて!何のことですか!?

 今ではもちろん大好きなほぼ日ですが、
 やっぱり最初は疎外感というか
 迷子になった感がありました。
 本に例えるなら、
 現在5冊まで出ているシリーズの
 4冊目から読んでしまったような…。

 良くも悪くもほぼ日の形がある程度
 出来あがっているのだと思います。
 だから常連には居心地が良くて、新参者には
 すこーしだけどうしていいかわからないところが
 あるんだと思います。
 頑固親父の小さな居酒屋ならそれでもいいかな、
 と思います。
 しかし、これだけ大規模なサイトなのだから
 もう少し誰にでもとっつきやすいと
 良いかなと思いました。
 (ミツボシ)

 ※このときは、5周年を迎える2003年6月6日にむかって
  カウントダウンをしてたんです。


“シリーズの4冊目から読んでしまったような”
っていうのは、言い得て妙だなー!
って、感心してる場合じゃありません。
いやしかし、ごもっとも。
おっしゃる通りだという気がします。

まずはせめて、シリーズ2冊目から始まるくらいの感じに、
変えていかなきゃなぁ。



そのほかのたくさんの質問項目についても、
すぐ! というわけにはいきませんが、
だんだんと改良していくつもりです。
たくさんの率直なご意見をいただけたことに、
あらためてお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました!

少しづつだけど、
『読みやすい「ほぼ日」』に
していきますよ!


(つづきます!)

2003-07-18-FRI

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