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最新の記事 2006/01/06
 
時は少しさかのぼり、
2005年10月下旬。
第47次日本南極地域観測隊に参加される
斎藤健さんが奥様の亜希子さんとともに
「ほぼ日手帳2006」を受け取りに
「ほぼ日」が活動している事務所に
立ち寄られたのでした。
【1】南極には何を持って行く?

ほぼ日 今日はわざわざお越しいただきまして
どうもありがとうございます!
ご注文をいただきました手帳が
こちらになります。
わが社まで買いに来てくださった方は
初めてです(笑)。
斎藤
健さん
(以下斎藤)
いやいや、なんだかもう、
わがままで申し訳ないです。
ほぼ日 もうひとつ、大切な応援グッズが。
すごいささやかなんですけど、
南極ということで(笑)。
手作りで、うちのスタッフが
割り箸をずーっと削って
つくらせていただきました‥‥。
斎藤 かわいい! ありがとうございます。
これ雪上車とかにつけて
走りますね(笑)。
 
斎藤さんご夫婦とほぼ日特製フラッグです。
斎藤 ほんとに。これいいなあ。
何なりと、お役に立つことがあれば
言ってくださいね。
もうすぐ出発するんですよ。
ほぼ日 では遠慮なく‥‥。
まずは手帳のことを。
南極でほぼ日手帳に
どのようなことを書かれるのかなという
イメージはもうお持ちなのでしょうか。
斎藤 あの、なんでも書けるし、
手帳代わりに使えるし‥‥、
まあ手帳だからな(笑)。
スケジュール管理ばっかりじゃなくて、
とにかくもう、その日のとにかく
何でも書けるでしょ。
日々の天気とか気温とか‥‥。
「野帳」ってわかりますか?
外に観測行ったりすると
どんどんデータを書き込んで
自分の部屋に持って来てデータにする
現場で使うメモがあるんです。
フィールドに行くと
よく持ち歩いてるんですけど。
それのかわりにもなるかなと思って。
とにかくデータを
どんどんどんどん書けそうですよね。
ほぼ日 マイナス何十度の
世界に連れて行かれて
この手帳、大丈夫かな(笑)。
いきなりのお願いなのですが、
もし良かったら
こんなこと書いてますって
現地から教えていただくことは
できますか?
あれ、そう言っても
通信手段ってどうなるんでしょう。
斎藤 大丈夫です。
ぼくが最初に行く
ドームふじ基地というところでは
メールはつながらないのですが、
来年の2月には
昭和基地に移動をしまして、
そこではインターネットが
つながるんです。
ほぼ日 そうなんですか!
手帳にどのようなことが
書かれているか
南極でなにがおこっているか
ぜひ知りたいです!
斉藤
亜希子さん
(以下亜希子)
実は彼は2度目の南極なんですね。
私も以前行った時の写真とか
見せてもらって、
絶対面白いと思うんですよ。
ま、食事ひとつにしても、行ったら、
そこで1年間その食べ物を
食べるわけだし、
お風呂の話とか、
トイレの話ひとつ聞いても、
非常に面白いんですね。
斎藤 ぼくはもう知ってるから、
ああこんなのかって
日常のような感じですけど、
やっぱりぜんぜん違いますからね。
送りますよ。
ほぼ日 ぜひお願いします!
南極に前も行っている、という点は
また後ほど伺うとして、
手帳の他には、
いったいどのようなものを
持って行かれるのでしょうか?
斎藤 今回ぼくは、
飛行機で行くんですけども、
個人装備が20キロと
決まっているのです。
個人のもの以外の機械とかは
600キロほど持って行きます。
今回は、着るものばっかりかな。
あとね、ぼくはギターを弾くので、
昭和基地のほうへ
ギターを持っていく(笑)。
亜希子 ある日「買って来た」って
帰ってきたら
小さめのアンプとギターを持ってて。
思わず「え?」って(笑)。
ほぼ日 (笑)。
 
後日成田からの出発する際の
写真を送っていただきました。
このリュックが全装備とのことです。
少なっ!

  (つづきます)
 
南極観測について、
もっと知りたいという方は
こちらの「極地研究所」のホームページ
ぜひご覧ください!
 
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