高阪TK剛、じぶんレポート。 |
----------ROUND.12---------- 銀行のそつ どーも。 お久しぶりです。 シアトルに無事帰って来たのはいいんですけど、 コンピュータの調子が悪くてメールを読む事ができません。 これって、むかつきますよね? なんか耳の中が痒いんだけど、手元に耳掻きがない、 っていう時と似てます。 ま、送る事とアルファベットを読む事はできるんで、 まだましなんですけど。 さて。 今回は銀行に関する“そつ”を書きたいと思います。 こっちの銀行にはセイヴィング・アカウントと チェッキング・アカウントという二つの口座があって、 それぞれ用途が違います。 セイヴィング・アカウントというのは、 要するに普通口座です。 で、もう一つチェッキング・アカウントというのは、 チェック(小切手)や、あとデヴィット・カードという 物を使って買い物をしたりした時に 自動的に引き落とされるようになってる口座です。 今回問題があったのは、このチェッキングの方です。 銀行からは、毎月明細書が届くようになってるのですが、 ある日その明細書を見ると、チェッキングの口座から 全く身に覚えのないお金が 勝手に引き落とされているではないですか。 もちろん相手(引き落とし先)の名前は、 見たことも聞いたこともありません。 「なんや、これ?」 自分はさっそく銀行に行って文句を言う事にしました。 「なんか全然知らんとこから 金引き落とされてんのやけど、どうなってんの?」 「あのー、うちじゃわからないんで、そこの電話を 使っていいですからココに電話してもらえます?」 またや。 この時点でおかしいでしょ? なんで自分とこの問題を自分とこで解決できひんねん。 て、やっぱり思いますよね? でもできひんって言われたんやから、 こっちもしょうがないんです。 渡された“ココ”に電話しました。 でも“ココ”がどんなとこなんかは 結局わからなかったんですけどね。 「なんか、全然しらんとこからなんとかかんとか……」 「わかった。じゃあまずあなたの家に書類を送るから、 その中で該当する所をチェックして送り返してくれ」。 「お金は帰ってくるんやな?」 「もちろん」。 なんか、えらい簡単やなー。 で、何日かしたらその書類が来たので、 “この人達にお金を払わなければいけないような事は してませんから、キャッシュ・バックしてください” っていう項目にチェックを入れてサインをして 送り返しました。 そうすると数日後にはちゃんとお金が返ってきてました。 今回こんな事が起こった原因は デヴィット・カードという物のせいです。 これは、銀行のキャッシュカードなんですが それを使ってクレジットカードのように 買い物をしたりする事がこっちではできます。 たしか、日本でもそういうシステムが 最近できたと思うんですけど、アメリカでは もう何年も前からこれがあるんです。 ただ、本当にどこでもこれが適用されていて、 なおかつ何年も使ってるもんだから、 中にはそのカードを読み込む機械が くさってる所もあるんですね。 正確に読んでくれないんです、そういうヤツは。 で、間違って読んだ番号が たまたま自分のデヴィットの番号だったという訳です。 自分の場合、見つけたのも早かったし 金額も60ドルぐらいだったので、 そんな大した事はなかったんですけど、 もしそんな事があったとしても明細書のチェックを 忘れてたりして気付かないまま 3カ月以上たってしまった場合、 お金は返ってきません。 たとえそれがどんなに大金だったとしてもです。 ジムに行った時にこの話をしてたら、 同じような目にあってるヤツがいるわいるわ。 逆にデヴィット・カードを使ったのに 金を引き落とされなかったってヤツもいましたけどね。 本当に気が抜けない国です、ココは。 |
1999-10-02-SAT
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