TKR
高阪TK剛、じぶんレポート。

----------ROUND.21----------
12月22日の試合に向けてスタートしました


こんにちは。御無沙汰してました。
膝の怪我も回復して、やっと本格的な練習を
始める事ができるようになりましたよ。
本当の試合用の練習を始めたのは
先週の頭(11月末)からなんですが、
今のところ順調です。と言うか、
久しぶりに前に進みっぱなしでイケてるんです。

だいたい練習を再開すると、いつもその初めの週に
「あー、やめといたらよかった、これ」とか、
「ちょっとヤバかったなー、今の」
とかっていう時が必ずあるんですけど、
今回はそれがありませんでした。
なんでかなって考えたんですけど、
それはやっぱりできる事とできない事、
やらなきゃいけない事とやっちゃいけない事の判断が
前よりつくようになってきてるからなんじゃないかな
って自分は思うんですよ。

いや、決して変に要領良くやってるとか、
そんなんじゃないんです。
1つ1つの練習は今まで通り集中して、
頭と体をフル回転させてやってます。
そう、何が変わったかと言われれば、
今自分がやってる事に対する信号が
速く頭に届くようになったって事でしょうか。
これは、経験から体が勝手に学習した事が
確実に頭にフィ-ド.バックされてる証拠だと思います。

前からいつも言ってますが、
練習中(特にスパーリングなどの実戦練習)や試合中は
体が先に反応して、その後に
「あ、なるほどね」っていう感じで頭で理解します。
ただし、それはその時だけで終わってしまうので、
また同じ状況になっても
全くその通りに反応できるかと言えば、
それは100%ではないのです。
いわゆる“まぐれ”というヤツもこの中に入ります。

でも、自分達がやっている格闘技というものは、
1度できた事ができなかったりした時に
みなさんが想像しているもの以上の
穴ができてしまうんです。
つまり、致命傷なんですね。
だから、この穴をできるだけ
あけないようにしていかなければ、
試合を自分で動かす事ができなくなってしまいます。

で、その為にはどうすれば良いかと言うと、
これはもうとにかく頭に入れて覚えるしかないんです。
ただし、覚えると言ってもカッチリ覚えるのではなく、
なんて言うんでしょう、
こうボワ-っと、なんとなーくって感じなんですよね。
要は実戦の時に速く確実にわかりさえすれば良いんです。

で、先週1週間の練習では、それが随所で出て来ました。
あの「あ、なるほどね」が「あ、」と同時に反応して、
それから「なるほどね」って感じなんです。
良いですよ、これは。
やってて面白いですから。

さて、ところが今週はたぶんそれらが
だいたい半周してドヨドヨしてしまう週なんです。
それをどうやって解決するかが今週のキーとなります。
どういうふうな事になるかはまだわかりませんが、
どっちにしてもまた報告しますから、
また来週会いましょう。

それでわ。

高阪“TK”剛

2000-12-08-FRI

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