相田さん、だいじょぶか?
「なんとかスタン方面」からの現場報告。

#2 やっぱり、けっこうまじめな人だったよ。

現地に行く、といっても、
まったく個人で動くつもりらしい。
この相田さんという人の「あて」は、現地のともだち?
海外に取材記者を送るなんて事は、
「ほぼ日」には考えられないことだったし、
戦乱の地に誰かが行こうとしているなんて、
もっとシリアスなものだと思っていたけれど、
この人の文章の表情は、ぜんぜんちがう。

でも、最初のちょっと照れの入ったメールとちがって、
とてもまじめな対応をしてくれている。
やっぱり、そういう意味で、ぼくの目に狂いはなかった。

___↓__相田さんのメール(ふたつ続けて)_____

10/3

ほぼにちわ。
早速のご返事ありがとうございます。
もちろんタダは覚悟の上です。
それに、現時点での雑誌メディアは
私のようないっぽひいた悠長なスタンスを受け入れる
余裕は無さそうです。

今日きいたはなしですが、S社さんなどは、
取材費を出すどころか渡航禁止状態で、
社員でそちら方面に行きたい人も、
有給を取って自費で行くしかない様相だそうです。

ところで、私は現在ビザの発給待ち状態です。
タジキスタンは一般向けのビザを停止しているので、
ウズベキスタンのビザを申請していますが、
旧ロシアと同じく
現地からの招待状を発行してもらう手続きに加えて
この状況なので、今日の時点では
早くても9日にはなるだろうと思われます。


10/8

ほぼにちは。アイダです。

私のビザは、12日におりそうです。
一昨日の段階ではマチガイナイとのことでしたが、
はたして・・。
飛行機のほうは22日出発を予約してありますが、
はたして・・。

ところで、ついにアメリカが動いてしまいましたね。
様々な利害を計算し尽くした末の
しょうがないコトなのでしょうが、
「目には目を、歯には歯を」の感をまぬがれません。
天才イエスは「右の頬を打たれたら左の頬を」と
言ったハズですが、
マツリゴトは難しいものなのでしょうね。

前回から続くウィンドウズ修業ですが、
達人への道のりは長くキビシイ。
すでに指先の血豆は破れ、目はしなびた梅干し、
足は退化してマッチ棒。
にもかかわらず、一日の進化はゴクわずか。
もしかすると私の脳は、狂牛病でイカレテルノカモ
と思う今日この頃です。

___________________________

もう、確実にモバイルで原稿を送るために、
ウインドウズの勉強をしている。
やっぱり、この人、かなりちゃんとした人だ。

でも、こういう「いっぽひいた悠長なスタンス」の人に、
ビザがおりたりするものなのだろうか?
文章に、なんか味があるし、
どういうことになるんだろう?
ま、このまま東京から出られなかったら、
それをそのまま短期連載にしても、おもしろいかも。

(つづく)

2001-10-31-WED

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