相田さん、だいじょぶか?
「なんとかスタン方面」からの現場報告。

#4 もう、着々と準備は。

相田さんは、ちっとも頼りない人なんかじゃないようだ。
その日が近づくにしたがって、
文面がぴりっとしてきている。
最初のメールと全然ちがうじゃないか。
それでも、いい感じのボケ味はそのまま残っている。

___↓__相田さんのメール(ふたつ続けて)_____

10/18

ほぼにちは。
アイダです。
モバイル作戦はいまのところトラブルつづきです。
昨日は、帰宅すると通信系がすべてダウンしていました。
スワ、ついにアルカイダが
日本の通信施設にテロを仕掛けたか?
と思いましたが、試しに受話器をあげたら判りました。
電話が止められていたのでした。
携帯電話でイトイさんに
メールを打とうかとも思いましたが、
それはいくらなんでもマヌケ自慢のしすぎだろう、
と思いやめました。
この世に神様は存在します、
こんなワタシが生きていられるのですから。

今日は二つ良いことがありました。
ひとつは取材の発注があったことです。
中央アジアで、小屋、とそして水をテーマに
写真を撮ってきてほしいという依頼です。
チョット変わった依頼でしょ?
テーマへの取り組み方もページの大まかな構成も
自由にやってくれ、とのこと。
僕の旅のスタイルを変えることなくこなせる仕事が
今回いただけるとは思っていなかったので、
正直すごくうれしい。
なにしろ、旅とその後のために
サラ金のカードを3枚作ったいまのワタクシには、
金銭的にも大助かりです。
もうひとつは、フィルムをもらえないものかと
コダックフォトサロンの所長さんにお会いしたところ、
持っていった作品を気に入ってもらい、
来年のサロンでの個展開催をすすめていただいたことです。
『他のメンバーとの審査があるから
 100%とはいえないが、僕は強く押すから。』
とのことでした。
持っていった作品は、
南米のペルーとボリビアにまたがる「チチカカ湖」を、
葦舟で、3ヵ月半かけて一周したときの写真です。
1996年、僕が写真をはじめて3年目の、
内容はともかく技術的には
マダマダの時代のモノだったので、意外でした。

さて、アウトルックエクスプレスは
まだ使えるようになりませんが、
先日お話したデジカメ写真を添付いたします。
今日こそはチャンと送れると思うのですが、、、


10/20

ほぼにちは。アイダです。

それにしても、いつもいそがしそうですね。
大量のメールに毎日目を通して、キチンと返信をくださる
その姿勢には頭が下がります。
私などは先週2日続けて、
PCをつけたまま寝てしまいました。
出発前直前になり、このところはサスガの私も
のんびりするひまは無く、睡眠不足の日々ですが。
今日はやっと海外モバイル関係に手を出しました。
デバイスネットという海外モバイル機器の会社に行って
設定等を教えてもらいました。
担当の女性が「ほぼにち」の愛読者で、大変親切でしたよ。

さて、ひとつ問題が発生しました。
ウズベク大使館に現地のインターネット状況を
確認したところ
「問題がある。
 くわしくは現地プロバイダーに直接きいてくれ。」
と言われ、ニフティに問い合わせてみました。
すると、メールでの問い合わせは時間がかかるそうで、
現地のアクセスポイント経由で
接続のテストをしてくれました。
ところが、電話はかかるのだが
そのあとに切断されてしまうとのこと。
もしかすると米軍がらみで
インターネットが切られているのかも。
そうなると、周辺国のプロバイダー経由での
接続になりますね。
それらの方法を行くまでに確認しておかねばなりません。

あと2日、しかも明日は父の3回忌で納骨ですが、まあ
なんとかなるでしょう。
また明日、経過を報告します。

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おいおい、あと2日って日に、
父の3回忌までやっていくのか。
まだ日本にいるのに、すでにおもしろいじゃないですか。

(つづく)

2001-11-02-FRI

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