アジオ&アジコ |
博士、こんにちは〜! |
博士 |
やあ、こんにちは。
キミたち回転寿司は好きかい? |
アジオ |
うん! 大好き!
食べ物がベルトコンベアで回るなんて最高! |
アジコ |
超ウケる!
こんなシュールな食文化を持つ国に生まれて幸せ! |
博士 |
うん、同感じゃ。
ワシもつい先日行ってきたんじゃが、
そこで素晴らしい寿司に出会ったぞい! |
アジオ |
へえ、どんなお寿司? |
博士 |
実はひと皿50円なんじゃが‥‥ |
アジコ |
まあ、安いわね。
ネタな何なの? |
博士 |
なんと、シャリの上にマヨネーズを一本引いただけ!
通称「マヨ寿司」!
あんなチープな握り寿司を見たのは
生まれて初めてじゃぞい! |
アジオ |
なんて潔い、お寿司なんだ! |
アジコ |
貧乏臭さを通り越して、既にアートね。
‥‥それで食べたの? |
博士 |
これはお店側からの挑戦状だと受け止めてな‥‥
食べたぞい! |
アジオ&アジコ |
して、お味は?! |
博士 |
結構イケるんじゃ! これが!
酢飯とマヨネーズの相性が絶妙でな。
しかし美味いと認めた自分に、
言いしれぬ敗北感を感じたのも確かじゃぞい。 |
アジコ |
世の中にはいろんな味があるのね‥‥ |
アジオ |
じゃあ今週も珍味揃いの味写の世界に、
みなさんをご案内致しま〜す! |
博士 |
まずはハンドル・ネーム、
イチロー&イソウロウさんからの作品じゃ。
|
アジオ |
なんだろう?
この働きぶりは‥‥ |
アジコ |
店員さんの群がりぶりがハンパないわ!
コンビニの棚卸しって、
どこでもこんな真剣勝負なの? |
博士 |
この店は特にプロ意識が強いんじゃないかな?
しかしものすごく訓練された動きじゃな。
まるで軍隊じゃ。 |
アジオ |
私語一切禁止!
各自が与えられた任務を黙々とこなしてるね! |
アジコ |
奥の人は見張り役かしら?
この厳戒態勢はどういうこと? |
博士 |
それだけお客様の安全を考えておるんじゃろ。
崩れた商品にお客が巻き込まれると
大変じゃからな。 |
アジオ |
おにぎりが目に当たると危険だもんね。 |
アジコ |
サンドイッチなんか踏むと、
すべってケガしちゃうものね。 |
博士 |
そういうことじゃ。
現場の安全を最優先しつつ、
迅速に商品の並べ替えを完了する! |
アジオ |
そのための試行錯誤を繰り返した結果、
このフォーメーションが生まれたんだね! |
アジコ |
私たちがコンビニで安全にお買い物出来るのも、
彼らのおかげね‥‥ |
博士 |
日本の平和は、こうした彼らの地道な努力の上に
成り立っておるんじゃ! |
アジオ |
ボク、将来コンビニの店員さんになる! |
アジコ |
じゃあ、私はコンビニのお嫁さん! |
博士 |
うん。世のニート諸君にも是非目指して欲しいな!
君たちだって出来る!
ではふたりともこの誇り高きコンビニ部隊に
敬礼じゃ! |
アジオ&アジコ |
敬礼っ!! |
博士 |
じゃあ、アジオさん。
次の作品に参ろうか! |
アジオ |
はい! 博士!
お次はハンドル・ネーム、
まぐろ祭りさんからの作品で〜す!
|
アジコ |
キャ〜〜〜!
人が死んでる!! |
アジオ |
草木はこんなに生き生きしてるのに‥‥
ご愁傷さま。 |
博士 |
これこれ、勝手に殺してはならん。
彼はちゃんと生きてるぞい。 |
アジコ |
そういわれてみれば‥‥気持ちよさそうね。 |
アジオ |
気持ちよさそうに死んでる人かと思ったけど‥‥
だったらよかった。安心したよ。 |
博士 |
まあ、中年が地べたに寝ると
いろいろと憶測を呼ぶもんじゃからな‥‥ |
アジオ |
でも死んでませんってことは
ちゃんと周囲にアピールして欲しいよね。 |
アジコ |
脈拍が波形で見える機械とか、
隣に置いといて欲しいわね。 |
博士 |
それはそれで異様な光景じゃな。 |
アジオ |
じゃあ、「生きてます」ってタスキを
肩に掛けておくとか。 |
アジコ |
パジャマに着替えるといいのよ。
だったら寝てるんだって分かるわ。 |
博士 |
そこまでせんと
中年は芝生で寝そべれんのか‥‥ |
アジオ |
やっぱり、寝相に爽やかさが無いのが
ダメなんじゃない? |
アジコ |
悲哀が漂い過ぎてるのよ。
お外でドロ寝はないんじゃない? |
博士 |
確かに投稿によると、周りは週末で
カップルや家族連れがたくさんいたというが‥‥ |
アジコ |
ここだけ人影ナッシングだもんね。
避けられてるのよ。 |
アジオ |
そこ、自覚して自分から歩みよらないと! |
博士 |
容赦の無い厳しいご意見じゃ。
しかし世の中年男性諸君!
野外で寝るときはくれぐれも周囲の目を意識し、
死体と間違われんように努力せんとな! |
アジコ |
せめてビニールシートくらい敷いて下さい! |
アジオ |
子供たちからのお願いです! |
博士 |
では児童からの忠告を受け止めたところで、
今週最後の作品じゃ! |
アジオ |
ハンドル・ネーム、
ムカシトンボさんからの作品で〜す!
|
アジコ |
この人‥‥
こんな奇抜なかっこうをしてるのに‥‥ |
アジオ |
なんて印象の薄い人なんだろう‥‥? |
博士 |
お便りによると投稿者自身、
家のアルバムからこの写真を見つけたものの、
この人が誰なのか‥‥
どうしても名前が出てこないそうじゃ。 |
アジコ |
まず身内なのか、他人なのか‥‥ |
アジオ |
男性なのか、女性なのか‥‥ |
博士 |
明るい人なのか、暗い人なのか‥‥
皆目見当が付かん。 |
アジオ |
そんな「全然知らない人」が、
しかもピンで写ってるなんて。 |
アジコ |
発見した投稿者は、
さぞかし困惑したでしょうね。 |
博士 |
また写真全体の白っぽさが、
見る者をなぜか不安にさせるぞい。 |
アジコ |
まるで白昼夢ね。
この人、本当に実在するのかしら? |
アジオ |
きっと夢の中から現れた人だよ。
ボクたち人類にあるメッセージを伝えにね! |
博士 |
どんなメッセージじゃ? |
アジオ |
こんなメッセージじゃないかな?
|
アジコ |
‥‥いじめのカッコ悪さを
身をもって表現したのね。 |
博士 |
そしてまた、夢の中へと帰って行くんじゃな‥‥ |
アジオ |
今週はためになる作品が多かったね! |
博士 |
労働の素晴らしさ、中年のマナー、
そしていじめのカッコ悪さと、
どれもワシらが肝に銘じんといかん
教訓に満ちておったわい! |
アジコ |
その通りね!
それではみなさん!
今後ともためになる味写、お待ちしておりま〜す!
|