
アジコ |
キャ~~~!
人が死んでる!! |

アジオ |
草木はこんなに生き生きしてるのに‥‥
ご愁傷さま。 |

博士 |
これこれ、勝手に殺してはならん。
彼はちゃんと生きてるぞい。 |

アジコ |
そういわれてみれば‥‥気持ちよさそうね。 |

アジオ |
気持ちよさそうに死んでる人かと思ったけど‥‥
だったらよかった。安心したよ。 |

博士 |
まあ、中年が地べたに寝ると
いろいろと憶測を呼ぶもんじゃからな‥‥ |

アジオ |
でも死んでませんってことは
ちゃんと周囲にアピールして欲しいよね。 |

アジコ |
脈拍が波形で見える機械とか、
隣に置いといて欲しいわね。 |

博士 |
それはそれで異様な光景じゃな。 |

アジオ |
じゃあ、「生きてます」ってタスキを
肩に掛けておくとか。 |

アジコ |
パジャマに着替えるといいのよ。
だったら寝てるんだって分かるわ。 |

博士 |
そこまでせんと
中年は芝生で寝そべれんのか‥‥ |

アジオ |
やっぱり、寝相に爽やかさが無いのが
ダメなんじゃない? |

アジコ |
悲哀が漂い過ぎてるのよ。
お外でドロ寝はないんじゃない? |

博士 |
確かに投稿によると、周りは週末で
カップルや家族連れがたくさんいたというが‥‥ |

アジコ |
ここだけ人影ナッシングだもんね。
避けられてるのよ。 |

アジオ |
そこ、自覚して自分から歩みよらないと! |

博士 |
容赦の無い厳しいご意見じゃ。
しかし世の中年男性諸君!
野外で寝るときはくれぐれも周囲の目を意識し、
死体と間違われんように努力せんとな! |

アジコ |
せめてビニールシートくらい敷いて下さい! |

アジオ |
子供たちからのお願いです! |

博士 |
では児童からの忠告を受け止めたところで、
今週最後の作品じゃ! |

アジオ |
ハンドル・ネーム、
ムカシトンボさんからの作品で~す!
|