
アジオ |
げ‥‥元気玉だ!! |

アジコ |
ホントだ!
よくマンガの主人公が
「気」を集めて作る光の玉みたい!
ナゼ? |

博士 |
上京した子供たちに、
自分たちの「元気」を見せたかったんじゃろう。 |

アジコ |
子供たちも仰天よねえ。
こんな神秘的な表現で
親の健在ぶりを見せられたら‥‥ |

博士 |
この村では月に一回、
子供たちと離れて住む親たちが集まって、
こうして「元気玉」を作るのじゃ。 |

アジオ |
ここにいるたくさんのお年寄りの元気が集まって、
あの光の玉になるんだね! |

アジコ |
地球人なの?
この人たちは?! |

博士 |
世の中にはまだまだ私たちの知らない
特殊な能力を持った人々が、
人知れずこうした儀式を行っているのじゃ。 |

アジコ |
作った「元気玉」はどうするのよ? |

博士 |
子供たちに見せるため、撮影した後は‥‥
多分レクリエーションに使うんじゃろ。 |

アジコ |
どんなレクリエーションよ! |

博士 |
ハンカチ落としのハンカチ代わりとか‥‥ |

アジコ |
ハンカチ落とし!? |

博士 |
フットサルのボールに使ったりとか‥‥ |

アジオ |
フットサル!? |

博士 |
‥‥なにしろ彼らの儀式には
いまだ公表されてない謎が多いもんでな。
私の知るところでは、それくらいじゃ。 |

アジコ |
実は全然知らないクセに。
でも親がこんなに元気だと子供も安心ね。 |

アジオ |
ホント!
まるでコンパクトカメラのフラッシュのような、
まぶしい元気だもんね! |

アジコ |
そうね。もうほとんどコンパクトカメラの
フラッシュと言い切っていいほどの輝きだわ。 |

博士 |
うん。
では限りなくコンパクトカメラの
フラッシュに近い心霊現象を味わったところで
次の写真じゃ! |

アジコ |
はい!
お次はハンドル・ネーム
無法松さんからの心霊味写です! |