
アジコ |
世の中なにが起こるか
分からないわよね。 |

アジオ |
まったく油断できないよね。 |

アジコ |
だっていままで電車の中で
普通におしゃべりしてた友達が‥‥ |

アジオ |
突然、宗教的な光に
包まれることもあるんだからね! |

博士 |
しかし目の前で友達がいきなり
神々しく生まれ変わるとは‥‥ |

アジオ |
友達の意外な一面だね! |

アジコ |
意外すぎるわよ!
それに本人は全くそのことに
気づいてないじゃない。 |

博士 |
宗教的な光に包まれながらも、
顔は思いっきり素だしな。 |

アジオ |
ズルイよ!
赤縁メガネで神々しいなんて! |

アジコ |
迷惑よ!
スウェットをイイ感じで着こなした女神なんて! |

博士 |
しかしこんな光に包まれると、
やはりなにかを期待してしまうな。 |

アジオ |
なにを期待するの? |

アジコ |
奇跡ね!
いったいどんな奇跡を起こすのかしら?
この教祖様は。 |

アジオ |
メガネを前後させて、
目を大きくしたり、小さくしたりする! |

アジコ |
それ、ケントデリカットの
芸じゃないの! |

博士 |
耳をでっかくする! |

アジコ |
マギー審司でしょ! |

アジオ |
声が遅れて出てくるんじゃ‥‥ |

アジコ |
いっこく堂! |

博士 |
五木ひろしの動きを
ロボット風に‥‥ |

アジコ |
それはコロッケ!
もう! どこが奇跡よ! |

博士 |
コロッケの芸は奇跡じゃないか!
彼のモノマネは単なる模倣じゃない!
あの芸は既に模倣の範疇を超え、
本人以上の本人を創造しとる!
それはもはや奇跡と呼んでよいのでは? |

アジコ |
なに熱くなってるのよ!
なにか「よいのでは?」よ!
バーカ! |

博士 |
いや、尊敬するコロッケ殿を
悪く言われたもんだから、つい‥‥ |

アジオ |
でも奇跡といえば、
こんな味写が撮れたこと自体が
奇跡じゃないかな? |

アジコ |
それもそうね!
奇跡を起こしたのはむしろ
撮影者の方かもしれないわ。
一瞬のシャッターチャンスで
友達を神様にしたんだから。 |

博士 |
ふむ。
ふたりにはこれからも友達以上、
教祖未満の関係で仲良くやって欲しいもんじゃな。
それでは今週はここまでじゃ。
来週もまた味な世界で
みなさんをお待ちしてますぞ! |


アジオ&アジコ |
チャオ~! |