
アジオ |
この作品と一緒に届いた、
投稿者ユウさんのメールを紹介します!
若かりし父の写真を見つけたのでお送りします。
これは結婚前、ひとり旅をしていたときの写真です。
どこなのかさっぱり‥‥
男性もマリッジブルーになるのでしょうか?
がんばれジューンブライド!
(ハンドル・ネーム ユウ) |

アジコ |
たしかに完全な
マリッジブルーよね‥‥ |

博士 |
ふむ。
とても健全な精神状態で、
撮影された写真とは思えんな。 |

アジコ |
でもひとり旅ということは、
これを撮った人は誰なんでしょう? |

アジオ |
旅先で知り合った赤の他人だと思うけど‥‥
その人もさぞびっくりしただろうね。 |

博士 |
いきなりサングラスの不審な男から、
この風景をバックに
シャッターを切って欲しいと言われてもな‥‥ |

アジコ |
彼の意図が
まったく読めないわ‥‥ |

アジオ |
目立つものと言えば
削られた山肌と、手前の排水溝。
そして植え込みに腰掛けるお年寄り‥‥ |

アジコ |
独身時代、最後の思い出としては、
あまりに意味不明なチョイスね。 |

博士 |
彼は深刻なマリッジブルーだったんじゃ。
そこを考慮に入れて欲しいぞい。 |

アジオ |
きっとどこか心理の深層部分で、
この風景を求めていたんだよ。 |

アジコ |
山肌と排水溝と老人を? |

博士 |
そうじゃ。
排水溝へ過去を捨て、老人になるまで、
山肌のように頑張ろうという意志の現れじゃ! |

アジオ |
なんだよ!
山肌のように頑張ろうって! |

博士 |
ワシだって分からんわい!
そこがマリッジブルーの恐ろしさじゃ!
うえ~~~ん! |

アジコ |
ヤダ!
博士また泣いちゃった。 |

アジオ |
ホラ。
泣き止んで! |

博士 |
グスン‥‥。
つい別れた女房との婚約時代を思い出して
泣けてきてしまったわい。 |

アジオ |
なんだか今週はW杯の件もあって、
つい弱気な気持ちになってしまうね。 |

アジコ |
もう!
涙もろい中年なんて、
詐欺師以外だれも相手にしてくれないわよ! |

アジオ |
じゃあ悲しみを乗り越えて、
明るい月曜日を迎えるために! |

アジコ |
先週のスマイルおじさんに、
もう一度登場願おうかしら? |

博士 |
賛成じゃ!
ではモニターの前の諸君も大きな声で呼んでくれ! |

アジオ |
じゃあいくよ!
せ~~~~の!
おじさ~~~~~~ん!! |



全員 |
素敵~~~~~~~!! |