アジオ |
見て!
この少年の顔! |
アジコ |
なんて嬉しそうな表情で、
ダンボール箱を受け取ってるんでしょう! |
博士 |
受け渡す側のおじいさんも、
嬉しそうじゃな! |
アジコ |
中には何が入っているのかしら? |
博士 |
中身なんてないぞい!
少年はこのダンボール箱が欲しかったんじゃ。 |
アジオ |
前から欲しかった
ダンボール箱なんだね! |
博士 |
この大きさがいいんじゃよ。
この手頃な大きさが! |
アジオ |
このダンボール箱欲しさに、
少年は毎日おじいさんの元に通ったんだね。 |
博士 |
そんな少年の熱い気持ちが、
じいさんにも伝わったんじゃな。 |
アジオ |
じいさんにとってもこのダンボール箱には、
格別の思い入れがあったんだろうね。 |
アジコ |
だからこそ、
本当にこのダンボール箱の良さを
分かってくれる人に譲りたかったのね。 |
博士 |
頼もしい後継者が現れて
よかったぞい! |
アジコ |
いつの日かまたこの少年も、
このダンボール箱を
未来ある若者に託す日が来るんでしょうね。 |
博士 |
そう。
このダンボール箱に入っていたのは、
そんなダンボールマニアたちの「夢」なんじゃよ。 |
アジオ |
では、また勝手なドラマを捏造したところで
次の作品です! |
アジコ |
次もH・N 楳図ハウスさんからの
作品よ! |
博士 |
みかんはひとりにひとつというのは
間違いなさそうじゃな。 |
アジコ |
左のふたつのミカンは
誰のものかわかるけど‥‥ |
アジオ |
一番右のミカンだけは誰の前に置かれているのか、
いまいちハッキリしないね。 |
アジコ |
やっぱりコレは
おじいさんのミカンじゃない? |
博士 |
しかしホレ、
おじいさんの手元、隠れてるじゃろ?
ひょっとしてあの隠れた手元に
ミカンを持っておるのかもしれん。 |
アジコ |
じゃあおばあさんのミカン? |
博士 |
しかし右のテーブルにミカンの皮があるじゃろ?
すでにおばあさんは
ミカンを食べた後なのかもしれん。 |
アジオ |
でもあの皮は右に見切れている、
あぐらを掻いている人のミカンかもしれないよ。 |
アジコ |
それにおばあさんの手元も隠れているわ。
おばあさんのあの手元に
ミカンが隠れているとしたら? |
博士 |
分からん!
あのミカンは誰のミカンじゃ! |
アジオ |
この夏最大のミステリーだね! |
アジコ |
全国のみなさんも考えて!
このミカンの持ち主は誰?! |
博士 |
君なりの推理を
是非当コーナーまで送ってくれ! |
アジオ |
と、いうワケで
今週の味写はここまでです! |
アジコ |
来週、再来週の味写は夏休み!
次回のアップは8月26日です! |
博士 |
こりゃたっぷり
推理の時間があるな‥‥ |
アジオ |
あと心霊味写も引き続き募集! |
博士 |
それでは諸君!
日射病&食中毒に気を付けて、
楽しい夏を過ごしてくだされ! |
アジオ&アジコ |
チャオ! |