博士 |
この娘、表情とは裏腹に、
かなりのチャレンジャーじゃな。 |
アジオ |
このブランコの傾き、
かなりの危険領域だよね。 |
アジコ |
でも、子供って調子に乗ってるうちに、
完全に自分の限界こえて、
パニックにおちいることがあるわよね。 |
アジオ |
ブランコ漕ぎすぎて、
泣きながら乗ってる子って、いたよね。 |
アジコ |
ドッジボールで最後のひとりになって、
過呼吸起こした子もいたわ。 |
博士 |
芥川龍之介の「トロッコ」も
そういう話じゃったな。 |
アジオ |
子供が調子に乗ってトロッコ押してるうちに、
遠くまで行き過ぎちゃうんだよね。 |
アジコ |
それで、泣きながら戻ってくるっていう、
それだけの話。 |
博士 |
最初に読んだときは衝撃だったぞい!
え! 話それだけ? って。 |
アジオ |
そういえば、この女の子も、
限界ギリギリって感じだね。 |
アジコ |
この表情も、見方によっては
すでに不安そうに見えるわ。 |
博士 |
しかし、この子、
ちょっとヤワラちゃん似じゃな。 |
アジオ |
田村で金!
谷でも金! |
アジコ |
ママでも金! |
博士 |
死んでも金!
だっけ? |
アジコ |
そんなに
ガメつくないわよ! |
アジオ |
お次はH・N ラタタッタさんの
作品です! |