アジコ |
なんて、
適当な追加商品なんでしょう‥‥ |
アジオ |
せめてペンで
描いて欲しかった‥‥ |
博士 |
そして諸君! |
アジオ&アジコ |
なになに?! |
博士 |
驚くことに、これが味写の歴史を飾る
最後の一枚なのです! |
アジオ&アジコ |
ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
|
博士 |
以上、4年間に渡って
大量の味写作品を送ってくれたみなさんには、
あらためて感謝じゃ。 |
アジコ |
心残りなのは、送ってもらった作品、
すべてを味わえなかったことね‥‥ |
アジオ |
それはボクたちの味わい力不足なのです。
せっかく送ってくれたのに、
掲載できなかったみなさん!
本当にごめんなさい! |
博士 |
こういう形での連載上、
やむなくお蔵入りにした作品も多かったが、
味写はすべて平等なのじゃ。 |
アジコ |
ええ。
たしかに味写には最初、
それなりのコンセプトがあったんだけど‥‥ |
アジオ |
それは家の中で眠っている、
家族アルバムにさえ貼られない失敗写真を、
その失敗ぶりを含めて
面白がろうというものでした。 |
博士 |
じゃが、連載を続けるにつれて、
解釈の幅もじょじょに広がっていったのじゃ。
たしかに元から面白い被写体を狙うのは、
最初のコンセプトからズレてはいたものの、
それを送ってくれた投稿者の気持ちと、
毎週楽しみに見てくれている
読者の気持ちを考えると、
面白い写真はやっぱり載せたくてな。
しかしその拡大解釈によって、
味写は写真の見方にとどまらない
テーマを持つようになったのじゃ。 |
アジコ |
かんじんなのは、
世の中の面白がり方ってことよね! |
博士 |
その通りじゃ。
誰も見向きしない写真にも、
別の面白がり方があるように、
世の中のすべては、
光の当て方、視点のズラし方しだいで、
いくらでも面白くなる。
味写とはつまりその実践であり、
味写作品はその証拠品というわけじゃ。 |
アジオ |
うん! よく言った。
この貧乏人! |
博士 |
うるさいわい!
ともかく、これで諸君たちは、
無事、味写入門を終えたわけじゃ、
そして入門を終えた君たちはもう
立派な「味者」なのじゃ! |
アジコ |
私たちが‥‥
味者?! |
博士 |
左様。
ここで学んだ教訓を忘れずに、
今後とも世界を自分たちの目で
味わい尽くして欲しい!
あと、味者の必読書、バカドリルもよろしく。 |
アジコ |
‥‥この場におよんで、
宣伝か! |
アジオ |
でも、そいういうことなら任せてよ!
ボクら、こう見えてもグルメなんだぜ! |
博士 |
それではみなさん!
味写入門は今日で終わりますが、
味写を楽しむ心に終わりはありません。
今後ともみなさんが
最高の味写に巡り会えることを祈って! |
全員 |
4年間、どうもありがとうございました!
チャオ! |