秋じゃな、お茶くん。 |
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秋ですね。師匠。 |
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お茶くんの秋はなんの秋かな? |
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やはり「芸術の秋」ですね。 師匠は? |
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ワシは「不安の秋」じゃな。 |
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‥‥なにが不安なんですか。 |
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財布の中身も頭髪も、 舞い散る落ち葉のごとくワシのもとから離れてゆく。 こんな状態ではたして冬を乗り切れるのか‥‥ しかし一番不安なのは‥‥ |
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不安なのは? |
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冬眠前のクマに襲われやしまいかと‥‥ |
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こんな飲み屋ばっかりの下町で? |
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クマをなめんでねぇ! ワシなんか怖くて一歩も外に出れんし、 家の中でもつねに死んだふりじゃ。 |
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それ、いつもの生活スタイルですよね? |
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とにかく外は危険じゃ。 「自宅でクマに怯えるだけの簡単なお仕事です。日給3万」 はないのかの…? |
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ねーよ! それでは今週も 「自宅で他人の写真を眺めるだけの簡単なお仕事」 はじめます。 まずはH・N お豆腐さんのこの作品です。 |
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こっちの作品も奇妙な「間」を持っておるな。 |
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鬼瓦を見上げる姿をなぜ写真に残そうとしたのか。 そこも不思議ですが この作品の驚くべき味わいは別の部分にあります。 |
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ふむ! して、それは? |
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では投稿者さまのお便りをお読みください。 | |||
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まさに衝撃の事実じゃな‥‥ |
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完全にデイパックと化したお坊さん。 服の色も手前の投稿者さまと同系色で、 これは分かりませんねー。 |
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しかし正体を突き止めたときの驚きを想像すると、 思わず大声が出るのも分かるな。 |
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持ってないはずのバックが見知らぬ坊さんですものね。 袋だと思ったら生き物! |
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ボケーッと鬼瓦見つめてる場合じゃないぞい。 |
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偶然が呼び込んだニセ心霊写真です。 実はこれと同じような作品が以前にもありました。 |
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ある意味心霊写真よりレアな一枚じゃな。 現実がオカルトを越えた一瞬じゃ。 |
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でもこれは撮影した彼女のお手柄ですね。 是非、彼女をほめてあげて‥‥ |
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お茶くん。 メールにさりげなく 「当時の」と書かれておるのを読み落としとるぞい。 |
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‥‥失礼いたしました。 |
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「当時」の彼女が残した思い出。 そう見ると別の味わいも出てくる。 |
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はい。 では数々の味わいが重なった名作のあとはラスト、 H・N 世界図案室さんからの作品です。 |
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なんとりりしいぼくちゃんじゃ。 |
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投稿者さま4歳のみぎりのお写真だそうです。 |
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この年頃の子供は照れ屋さんとか、 恥ずかしがり屋さんが多いもんじゃが。 |
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そんなはにかみは一切なし。 あえて言うなら「りりし屋さん」でしょう。 |
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初対面の人にもこんなにりりしいんじゃろうか? |
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がぜんりりしく迫ってくるでしょうね。 |
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うっ‥‥ちょっとウザかも。 |
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なにを言いますか。 こういう物怖じしない若者が 将来の日本を引っ張ってゆくのですぞ。 |
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では日本は任せた! 頼んだぞぼくちゃん! |
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今週は以上でございます。 |
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ふむ。 今週もバラエティに富んだ味わいを堪能したぞい! さて、今週は大切なお知らせがあったんじゃな。 |
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はい。 実はこのたび、 味写道にツイッターを導入するはこびとなりました。 つきましては、公式アカウントを開設。 アカウント主は私、 お茶がつとめさせていただきます。 よろしければ、フォローを。 こちらでは味写道に関した情報とともに、 味写作品の募集を行いたいと思っております。 味写作品の投稿が、 ツイッターから直接できるようになりました。 以下の要領をお読みのうえ、 ふるってご応募お待ちしております。 |
ハッシュタグ #味写道 を付け、 作品に関するエピソードとともに、 画像を添付してつぶやいてください。 下のツイッタースペースに、 それらのツイートと作品が集められていきます。 「味写道」の本編で採用させていただく作品には、 返信にて掲載依頼のお知らせをさせていただきます。 画像サイズにつきましては、 できれば1辺が640ピクセル以上、 500キロバイト以内 でお願いします。 まず小さな画像を投稿いただき、 後ほど大きな画像を メールにて送っていただいても結構です。 |
送る手間が省けるうえ、 お友達にも気軽に 応募作が見てもらえるようになったんじゃな。 もちろんいままでの応募方法も継続するので、 そちらの方が送りやすいという方は従来通りどうぞじゃ。 |
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それではみなさまの日曜に幸アレ!(茶柱) |
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2012-10-07-SUN |